2010/01/21

2007/01/26 F650GS雪で立ちゴケ両面焼き

2007/01/26
重かった。
立ちゴケ両面焼き。
緊張の糸が切れてしまった。

 袋田の滝がこの時期になっても凍る気配を見せないと報道されて、秋口の蕎麦喰いルートをトレースすることにした。
北茨城のグルメは蕎麦と軍鶏と鮟鱇が真っ先に思い浮かぶ。
奥久慈に水戸から北上すると国道118号線が単調だが、栃木から太平洋に抜けるルートが愉しい。


大子(ダイゴ)町は袋田の滝の北に私有地に月待の滝を擁する贅沢な「月待の滝もみじ苑」がある。
ここのご亭主が発明家で、蕎麦の実の甘皮をカラーセンサーで選別する機械を作って特許を取得、蕎麦打ち修行の全国行脚で新聞報道されたり、お若いのに熱心である。
秋の新蕎麦から紅葉の頃までは行列も出来て2時間待ち当たり前だが流石に冬の平日は空いていた。
十割の盛り蕎麦で香りを愉しみ、太切りのなめこ蕎麦で体を温めた。

要所要所に備えのある電光表示の外気温計は11℃。
この時期は氷点下が普通なのに栃木茨木は完璧な乾燥路面で快走。
700kmを過ぎた頃には前輪のシミーも解消した。
然程標高差のないルートを選んでいるので内陸よりも太平洋側の方がより暖かであると思い込んだのが迂闊。
福島県に入った頃から、路片に雪が残って路面が濡れるように。
工事中の砂利舗装上も想定外の安定走行。
秋口工事で通行止めになっていた舗装林道が通れるようになっていたので、いい気になって海までショートカットしようと入って行ったら、怪しい予感がしたコーナーを抜けると残雪だった。
転倒は免れたが、スタンディングスティルでリアブレーキベタ踏みのABSガリガリ利きまくりで坂を下ることに。
ようやく日向が現れて、ホッとして両足をついたら濡れた路面で滑って股下で右側に倒してしまった。
低μ路で倒すと起せないこと泣きが入る程。
サイドスタンドを起こしてギアを2速に入れて渾身の力を込めて引き揚げたらギア抜けしてスタンドが折れて左にまた倒してしまった。
立ちゴケ両面焼きとは良く言ったものである。
拍子抜けだが気を取り直して国道まで戻ることにした。
傾斜を利用して起こすためステップを軸に倒したまま回転させたが、意外と傷付かなかったのは幸運としか云えない。

風光明媚な筈の五浦海岸は護岸工事中で風情が損なわれていたし、明るい内に平野部に戻ろうと常磐道を急いだ。

帰宅すると叔母から夕食の誘いを受けた。
渋滞を抜けて着く頃には土砂降りに見舞われた。
不幸な1日である。
自宅[国122]浦和IC[東北道]矢板IC[県30][県74][県48]大田原市浅香3[銀杏並木][とうかえで並木][国461]道の駅那須与一の郷[国461][県13][国461][県205][県28][県33]月待の滝[県33][国118][国349][国289][国6]五浦海岸[県27][国6]日立北IC[常磐道]三郷西出口[国298(外環下)]東川口で給油[国122][環8][青梅街道]三鷹。

これまで1,036km、この日461km、給油までの429kmは25.1km/L。
時速1kmにも満たない乗り方をしたり、陽が傾いてからグリップとベストのヒーターをHにした割りに好燃費。

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