2011/03/31

2011/03/31 改めて「ガソリンの揺れが操舵に影響する」PCX考 2011/04/01 コリオリの転向力の影響

2011/03/31
くどい!と叱責を受けそうですが…スラロームしてから直進しようとすると、重心と接地面との中間位の高さに在るタンクの中でガソリンが揺れて車輌本体よりも短周期の振り子運動を来たしてステアリングに影響する、こう思って価格.comのくちコミサイトに『ガソリンが揺れて操舵に影響します。』と題して書き込みましたら侃々諤々。種々ご意見が出ましたが、「操舵への影響はV字型のガソリンタンク形状に依る」ことがほぼ断定出来ました。


愚母の入所しております老人ホームまで往復60kmほぼ絶えず揺れ続けましたのでローリングを来たす要因は何か改めて熟考しました。こんなに揺れ続けるには何かボディの中に揺れを発生させる装置が無いと有り得ない、と考えた訳です。


ボディパネルを外すの見ていてもタンク全体像を眺めた訳でありませんでしたのでパーツリストを見るまで気付かなかったのですが、ガソリンタンクは前後方向にV字型になっており前後に斜面があるので、ピッチングがローリングを増幅するのではないかとの仮説に至りまして、先程冷蔵庫の2Lペットボトルを斜めにして更にテーブル上で底部が線接触にならないよう隅に500円硬貨を敷いて僅かに傾けて1方向に揺すってみましたら、揺すっている方向の直交方向にも揺れ始め、続けていると液面が回転し始めました。
ガソリンが回転していれば「股下に一定周期で揺れるオートジャイロを備えたスクーターを無理矢理直進させようとしているような感覚」の説明がつきます。回転運動ならタンクに空隙の少ない満タン時にも揺れたのが頷けます。


何がおかしいのか今日こそ是非とも確かめたいと思うに至ったのは、渋滞路の路肩走行中に路上駐車の普通車を避けた時です。
フルロック右ターンで中央線近くまで右に振って車を避け左ロック右ロックで路肩に戻りましたが、殆どバンクさせなかったにもかかわらず揺れが始まったことに気付きました。速度は5乃至10kmph徐行の範囲です。
横Gさえ架かればガソリン面に横方向の揺れが発生しますので、連続スラロームは必要無かったのです。
横風1発の時も然り、その後加減速の繰り返しや路面のうねりのサスペンションによる吸収などで生じるピッチングだけでも液面に横揺れが生じ、加えて僅かな針路変更などローリングが加われば5km10km揺れ続けても何ら不思議はありません。
タイヤの空気圧を下げて症状が強く出たのを、タイヤのクッション振動が液面の揺れを増幅した、と考えたのもあながち間違いではありませんね。


F650GSの前に乗っていたTRICKERも傾斜タンクでしたが、往年のRTL250のようにシートよりも高い位置にタンクが配置されているので横揺れが生じてもステアリングへの影響は小さいのでしょう。
PCXマイナーチェンジでタンク形状を直立直方体に変更されるか縦パーテーションを設けるかしてガソリンの横揺れ幅を小さくしませんと、販売台数を伸ばすに連れて気付かれるオーナーも増えて来るかなぁと…。
小生のPCXほど揺れるのはシートを高くしたからかも知れません、設計想定外に重心が高くなったのかも知れませんが、ライダーの体重やパッセンジャーの乗車位置その他、悪条件が揃えば同じように揺れる場合が有るかも知れません。


納車直後にステアリングの振れに気付いて、初めの内はミラーマウントに共締めしたウィンドスクリーンが幌の役割をする空気抵抗の左右差が原因なのかと思いましたが、向かい風を受けて生じる振れに規則性は無く所謂ファジーでしたから、もっと早く固有振動に気付いても良かった位ですが、ガソリン揺れが原因にほぼ間違いないと判ればスッキリ。
後は本田技研で追試検証の上、今後の設計に生かして戴ければこれ以上のことはありません。万一そんなバカな!と言われたらPCXのタンクは17000円弱だそうですので、ひとつ買ってペットボトルと同じように揺すって液面が回転するのを動画に撮って送って差し上げようと思いますが、恐らくそこまでする必要は無いでしょう。


価格.com上のOOSSさまと仰る方がパーツリストを投稿して下さったお蔭です。この場を借りて厚く御礼申し上げます。本田の設計陣にもこちらの方に感謝して戴きたいですね。


2011/04/01
もうひとつ気付きました。ペットボトルをガソリンタンクに見立てて右にバンクさせて揺すった時は直ぐに右回転の液揺れが生じましたが、左にバンクさせたら左右に揺れはするのですが簡単には回転運動になりません。地球の自転によるコリオリの転向力がこんな小さな系にもキッチリ働くようです。
右バンクしながら加減速をすると見る間にステアリングがブレ始め、左コーナーでは同じ現象が生じ難いということになりますが、偶然にも日本が左側通行で左折のRがキツイ右折が緩くてスピードが乗り易い、というのも影響しているでしょう。
先日徐行暖機が済んで右折してからスラロームして以来5km揺れ続けたのはスラロームがきっかけなのではなくて、右折の加速が原因だった訳です。


因みにガソリンが右回転をするということは後輪の接地面を支点に考えた場合、右方向に液が動く方が支点からの距離が長いので慣性モーメントが大きくなると考えられますので、フライホイルのように回転が止まり難いというだけでなく、ステアリングの振れも実は左右均等でないかも知れません。
またPCXを南半球に持ち込むと例えオーストラリアの左側通行でも挙動に違いが出る筈です。だんだん面白くなって来ました。

2011/03/29

2011/03/29 ガソリン揺れの検証 フロントブレーキローター交換2回 CBR250R試乗

2011/03/29
ガソリン揺れをメカニックに確認して貰いにホンダドリーム関東東浦和店に行って来ました。


スラロームしてから直進しようとすると、重心と接地面との中間位の高さに在るタンクの中でガソリンが揺れて車輌本体よりも短周期の振り子運動を来たしてステアリングに影響する、こう思って価格.comのくちコミサイトに『ガソリンが揺れて操舵に影響します。』と題して書き込みましたら侃々諤々。種々ご意見が出ましたので公正な第三者に評価して貰うことにしました。


フュエルインジケーターが3目盛りになって殆ど揺れを感じなくなりましたので、タイヤのエアを前200後225kPaの1人乗車指定圧に戻して満タン給油…先日ホイルアライメントと申しますか、タイヤの偏磨耗やフロントアクスルベアリングとステアリングステムベアリングのガタが無いことを確認なさって、ハンドルが振れるような機械損失はないと仰ったメカニックとは別のHさまを指名。
「数回スラロームして直立させると単一周期の揺れに従ってセルフステアリングが左右に切れる」って説明したら「スクーターでスラロームしたことないので判らないかも」って嫌そ~な顔なさるのを「あとで工賃タップリ支払うから乗ってみて~」拝み倒して試走して貰いました。戻って来たらニンマリなさって「結構振れますね~」って、賛同者おひとり増えました~っ。


更に普通はジャイロ効果と言えば同一平面上で回転し続けようとする訳ですが、それがかえって悪影響してるかも知れないと疑って、大径化したフロントブレーキローターをノーマルに戻して貰って…試走してみましたら変わらず見事に同一周期の揺れを観測、続いてKさまにも試走して戴きましたが「変わりませんねぇ」


価格.comでは「ワンダリングではないか」とか「乗り方が悪い」とか言われますけれど小さなフライホイルもブレーキローターも影響する筈無いので「やっぱりガソリンの揺れが影響してるとしか思えませんねぇ」という結論に。
ブレーキローターをRUNMARUに戻して貰って、本日の探究心のお値段ブレーキローター交換2回で8,400円也。
鮨1回我慢で賛同者が増えれば安いもんです。


ガソリン携行缶でさえ揺れ止めのパーテーションが施されているタイプが有るのに車載のタンクは揺らし放題。跨り系バイクは重心に近い高さにタンクが装備されているので揺れが気になるのは停車中だけですが、足許にタンクのあるスクーターにこそ工夫が必要な訳で…
急な車線変更したりスラロームしたり、峠に行かなければ然程実害は無い訳でリコールにはならないでしょうが、軸距が長いのでジムカーナには向かないよ、と前々から言われていたのでフルバンクするオーナーも少なかったのでしょう…この揺れ何だろうなぁって漠然と、気付いていても普段乗りでは然程気になることもなく…本田技研お客様相談センターにメールでお尋ねしたのも小生が全国初どころか世界初だったそうで…
次は本田技研の研究所訪問。和光の本社研究所か朝霞の開発部門か、受け容れ要請メール送って返事待ちです…と思ったら対応は販売店が窓口だそうで…


それにしても横風1発喰らってガソリンが揺れるのだけでも何とかなりませんかね…PCXで1本橋トライして「下手になったのかなぁ」思われた方も大丈夫、僅かな燃料の揺れがステアリングに影響しますから。それにしてもGS-Aでも狙ったラインにフロントホイルを通せるのに、車重半分以下で小廻りの利くPCXを思い通りに乗りこなせないのは癪です。


ブレーキローター交換作業中CBR250Rに試乗させて戴きました。
真更な新車でしたから6千回転までにしましたが、エンヂンは音こそ単気筒ですけれど振動も目立たず軽やかに廻ります。
体重移動殆どしなくても顎を向けるだけでペタペタ寝ます。
皮の剥けていないIRCタイヤは思い通りに滑ります。スロットル開け開けでコーナー廻ったらリアが蟹走りしました。かなりフロント荷重が強いらしく前輪はオンザレール感充分ですので初心者でも慌てなければ転けたりしないでしょう。
当たりは出ていない筈なのにブレーキは良く利きます。後で見たらリアブレーキローターはサンスター社製でした。評判どおりですねサンスター。いずれ着けてみたいです。
シートは薄めですがツアラーとしての位置付けなのでしょう座り心地は良いですから長距離走にも堪えるでしょう。タンデムシートも飾りではなく充分使用に堪えるものだと思います。基本的に前軸荷重が強いのはリアに荷物を積載することを視野に入れてのことと思います。
サイドスタンドがやたら短くて左にかなり傾く感じなのは恐らく、リアキャリア装着してトップケース積んでサイドバッグも着けてサイドスタンドで自立させるには吊るしであれ位短めに作る必要があるのでしょう。
ガソリンタンクの蓋がオンロードモデルには珍しく取っ払いでした。セールスに訊いてみたらVTRもキャブレター仕様だった頃は取っ払いでFI仕様になってヒンジ着きに変更されたのだそうです。タンクにネジ孔切って取り付けるの結構コストかかりますから販売伸ばしてから変更されるのか、タイでは取っ払い蓋が主流なのか、先行き不透明ですがガソリン盗難に対してはネジが無い方が防犯性高い訳で…
しかしどうしてこうまで素直なバイクに仕上げるんでしょう本田って。って癖が強くては売れないんでしょうね今の世の中。

2011/03/23

2011/03/22 ガソリンの揺れ PCXインプレッション 

2011/03/22
日本仕様PCXのインプレッションまとめです。まとまってね~じゃね~かよ!っていう突っ込みは無しで…

雨天通院にてマンホールに乗って前後少々滑らせてみたり…8月に親友に譲る前に自分が不満な点は全て解消しておきたかったので…
R1200GS-Adventureは7万5千kmも乗って未だ未だ良さを引き出せてないなぁ思うのでインプレ出来ていませんが…PCXは2箇月弱で3千km程乗って良し悪しがほぼ引き出せたように思われますので、まとめておくことにしました。

【良いところ】
燃費が良い,結構速い,見た目が良い
【悪いところ】
ノーマルシートの座り心地が悪い,フロントブレーキローターがしょぼい,ガソリンが揺れてステアリングに影響する,ハンドルが左にシフトして取り付けられていたり、ブレーキレバーが左右で段違いに締め付けられていたり、組みつけの雑なところもある


【走る・曲がる・止まる】

■燃料
昨日気付きました。ガソリンが揺れて操舵に影響します。
水物満載で大震災の被災地に向かう途中、路面の荒れたところを低速スラロームするのにバランス取り辛いなぁと思いましたが、過積載だからだと思っていたのが実はガソリンの揺れが原因でした。
直進中に地球が揺れて真っ直ぐ走れないのか、とか砂利舗装路を長く走ってステアリングステムベアリングが緩んだのかも、などと思っていましたが、病院帰りに燃料満タンに出来たので、何処が悪いのか検証のため、わざとパイロンスラロームをイメージして走ってみました。
50m程で10回左右に振ると、バイクを鉛直に戻してからもステアリング両手放しで左右に振れます。
直ぐに治まっても良さそうですが、予め大きく振ると数百mも揺れが続きます。
フラットフロアの下がガソリンタンクになっている車種はタンクが浅いので慣性モーメントが小さいですが、PCXのタンクは結構深さがあるらしくガソリンの揺れが治まり難いのでしょう。携行缶でさえ液揺れ防止のハニカムを装備したものが有る位ですから、もうひと工夫欲しいところです。
ガソリンの揺れに関しては胸の前に33Lタンクを装備するGS-Aよりも顕著だというのが興味深いです。車重259kgに対する33Lよりも126kgに対する6.1Lの方がステアリングに影響するのは、重心高さとの高低差の大きさでしょうか。若しくは低い位置で左右に揺れると足許をすくわれる形で舵角に影響し易いのかも知れません。
フロントブレーキを掛けて前サスを沈めたら、サスが手前に折れ込んで来るような感覚が有るのも、ガソリンの前後の揺れによる錯覚のようです。
峠を全開で登っていて小さなS字の連続からヘアピンに入る時に切り返しが間に合わず、ハングオンでセンタースタンドを擦ることになったのも、満タンのガソリンが揺れたせいかも…腕が悪いからだ~!っていう突っ込みは無しで…
日常使用では殆ど問題にならないでしょうが、急に車線変更した時など揺り返しに注意ですね。

●[純正シートAssy¥22,575]シートアンコ盛り加工賃¥23,100
残念ながらトランク容量を稼ごう、しかしボテッとしたデザインにはしたくない、という配慮なのでしょうか、シートベースの上に乗っているウレタンが薄いので座り心地が良くありません。尻が後に滑らないように設けられている三角座布団が仙骨に喰い込んで痛くて堪りませんでした。センタースタンドを立てて中腰で色んなライポジ想像してみて、足つき性を犠牲にしてもアンコ盛りをするべきだと判断してスペアシートを作って貰いました。アイドリングストップ用着座センサの反応が悪くなったオチが付きましたが快適です。

■制動装置
リアドラムブレーキは充分な制動力を有していると思います。フロントは車格に似合わずローターが小さくて不安なので大径化しました。かなりギュッと握らなくては止まれませんでしたので、ついでにレバーも換えてみました。
同じコンビブレーキなら前を掛ければ後も掛かり、後は単独で掛かるというのが好みなのですが、残念ながらママチャリ感覚で後を掛けても止まれるようにとの配慮か後を掛けると前も掛かる機構なので、転回時にスロットルを開けてリアを軽く引き摺れるように、リアブレーキの遊びを極端に小さくしてあります。

●[RUNMARUスペシャル260mmウェーブディスク(キャリパーブラケット付き)¥12,800]工賃¥4,200
純正NISSINキャリパは握力充分、このローターに換えてからフロントの効きに不満は無くなりました。峠の下りで前サス沈めてタイヤを潰して制動するのも思いのままになりましたが、ローターとパッドとの当たりが出て接触面積が増え、僅かに引き摺るようになってからの音が気になります。見た目を遊ばずにラウンドドリルドローターにしておくべきでした。
車重と速度域からしてフローティングローターは過剰品質です。260mmΦのソリッドローターが有れば最高ですね。

●[RUNMARUスペシャルビレットブレーキレバーセット¥4,400]工賃¥3,150
パワーレバーになっているので日常1本指で速度調整可、2本指で充分止まれるようになりました。

■タイヤ
90/90-14と100/90-14タイヤのお蔭で直進安定性が高いです。10~12インチホイル車に比べて砂利舗装でも快適です。
ノーマルシートのままでは後軸荷重が大きいこともあってステップをグッと踏まないと曲がり難い気がしましたが、ハイシートに換えて多少前乗り高重心でペタペタ寝ます。
峠をリーンインで走る分にはセンタースタンド擦るまで寝かせても転ぶ気はしません。タイヤエッヂを使うことは普通では有り得ないでしょうが、IRCタイヤを見直した次第です。
と言いつつ雨には滅法弱いのでペイントやマンホールには注意が必要です。
3,000km走って減ってパターンノイズが気になって来ました。メーター読み40~50kmphで「カーカス切れたか~?」って思う程グワングワンうるさいので「音だけはハイグリップタイヤ!」って突っ込みたくなります。雨で滑った後に直ぐ再グリップしてくれるように規定空気圧150kPaのところ300kPa充填してますので、規定圧で走ればノイズが気になる速度域が下がるかも、って思います。

■サスペンション
良し悪しを論じるような品質の代物ではありません。こなれて来た今では気にならなくなりましたが、初めの内は走り出しでリアサスからギュッチャギュッチャと異音。ギャップでポンポン跳ねますし。暫く乗れば落ち着くようです。かなりしなやかに動くようになって来ました。

■動力装置
快速です。4スト124cc単気筒としてかなり良い線行ってると思います。シート下に収まっているのに鼓動感も伝わって来ます。マフラーをファッションで換えるの反対はしませんが、暫くノーマルで乗ってみたら良いですね。
信号発進では右手首を返せば大概の車に追い立てられることはありません。スロットル開度1/4程度のエコ運転でも快走出来ます。
最高速はメーター読み104kmphGPS実測94kmphというところでしょうか、第二種原付としては充分過ぎますので免許を傷つけないためには自重が必要です…どこで出したかは訊かないで下さいね…。
急坂の湯河原から箱根峠に向かう「椿ライン」でスロットル全開固定してブレーキで速度調整したら驚く程の加速を見せて登坂能力も充分。駆動系はノーマルで充分だと思います。

●[ウィンドシールド¥14,175]工賃¥3,100
見た目はスーパーカブのシールドみたいな所謂オヤジスクリーンで、防風性能は充分です。撥水性は無いので水滴が気になる方は加工が必要です。ノーマルシートに座ると視線がスクリーン上端にかかって不快でしたが、シートアンコ盛りしたので頭が出て視認性アップ、シールド上端を抜けて来る風がヘルメットシールドの水滴を吹き跳ばしてくれるので雨天走行も快適です。

●[FAZEとFORZA共用の「ナックルバイザー」¥9,975]工賃¥6,300
スモークってどうかなぁ思いましたがオリジナルシールドが黒、オプションが無色透明なので間を取って…防風性は2007GS-Aのブッシュガードよりも高いので満足です。当然その分だけ空気抵抗が強いので、最高速と燃費は犠牲になりますが、雨対策としても着けて正解でした。

●[グリップヒーター¥11,550]工賃¥5,250
本田の最新式全周ヒーターがアイドリングストップに対応していれば良かったのですが…半周ヒーターでも風を受ける指を温めれば暖かいと思われて設計されたようですが、冬場厚手のグローブ着用でレバーに指を掛けずに走るのは物騒なので…加熱部分を空に向けて着け直して貰って指の付け根を温めるようにしたら快適でした。

●[キタコ ステップボード¥14,490]工賃¥2,100
PCXのロゴ入りの方が見た目は良いですが、足を乗せる位置に依ってグリップが変わるのを嫌って縞鋼鈑のにしました。雨だと滑り易いかなぁ思いましたが、ふいのギャップでステップに立つのにも不安は有りません。

●[可倒式ミラー2本¥8,820][タナックス ナポレオン:ストレートターナー¥1,895]
すり抜け仕様にしました。純正ミラーは菱形で視界良好ですが、ゴツイので丸ミラーにしてしまいました。

■ハンドルバー
左にオフセットして取り付けられていたのはご愛嬌。

■タンデムステップ
高級感が有ります。裏の窪みにネットのフックを掛けることも出来て意外に便利です。この上に立ってクラウチングスタイルで乗るとステップが後ろに格納されそうになって怖い思いをすることも有るので、スタンディングで乗る時は付け根を踏むことにしています。

■ヘッドランプ
30/35W2燈で充分明るいとも言えますが、耐G性能の高いHIDが発売されたら換装したいですね。


【使い勝手】

■燃費
好燃費は秀逸です。満タン法で納車以来記録していますが、最悪だったのが発進の都度全開で都内を走った37.7kmpL、最高だったのはスロットル開度1/4程度で加減速穏やかに最高速メーター読み70kmph実測60kmphまでに抑えて栃木茨城の長距離を流した時の49.8kmpLでした。
50kmpL走るバイクを手に入れたのはTLR200以来のことです。

■[アイドリングストップ]
3秒間で止まります。都市部を走る際には有用でしょうが長距離走だと殆ど差は無いでしょう恐らく。「エコしてる感」ですね。アイドリングストップ中に立ち上がったりして着座センサが切れるとスロットルを廻しても発進しなくなることが有るので、慌てずセルボタンを押して発進します。

●[イモビアラーム¥13,650]工賃¥5,250
エンヂン始動にはキー操作が2回必要です。メンテナンスの時とかトランクの中身を移す作業などで非設定にしたい場合はキーを抜く前に左に廻す操作を2回。

●[キタコ リアキャリア¥10,290]工賃¥10,500
[クラウザー ユニバーサルプレート¥9,800]工賃¥3,150
[クラウザー K5ツーリングケース¥35,000]
耐荷重5kgなのに15kg積んで走りましたが変形は有りません。ステンレスキャリアは予想外に丈夫です。(自己責任です)
クラウザーケースは鍵を挿さないと蓋の開け閉めが出来ないので安全ですが、使い勝手はGIVIが上ですね。

●[GarminZumo660¥81,900][ワンオフステイ¥6,300]「けいそくせいぎょ工賃」¥18,900
550に比べナビ経路検索が遅くなったような気もしますが、音質向上、大きな画面は見易いです。Garmin無印,BMW,本田,山葉で使い勝手が550以上に異なるので、何を主体に考えるかで銘柄選びには充分検討が必要です。

●[蓋付きHeraソケット¥2,730]
アイドリングストップはバッテリーの充電状態をモニタリングして自動的に作動停止するように設計されているのですが、イザという時にBMW用充電器が使えるように着けました。ヒーターベストも使えて快適です。

●[シガーソケット]
ここで携帯電話を充電しつつ、Zumo660とBluetoothで繋いで電話を受ける、ということが出来て便利です。

●[ケテルBluetoothユニット¥20,790]
単4電池1本でアンプ機能まで賄うので音は小さいです。大人しく走っている時用ですね。

●[TANAX MOTO FIZZ サーモクロック¥2,520]
外気温計主体、凍結注意脱水注意の時の備えです。これでバックライトが有れば最高なんですけれど…

■[フュエルリッド]
フュエルリッドのリリースケーブルは動きに問題有りませんが、ロックピンが長過ぎて蓋が閉まらなくなり無償交換して貰いました。


【見た目】

■デザイン
やたら足が細く貧弱に見える気もしますが、充分カッコ良いと思います。
ポジションランプが暗くてしょぼいって話も有りますが、サイドスタンドをキルスイッチにしてエンヂンストップさせ、駐輪場で押し廻しする分には充分な明るさがあります。

●ガラスコーティング工賃¥20,000
高価なコーティングの価値が有るか否かは微妙です。白いボディパネルは既に黄変し始めてます。パールホワイトってことですが…

註)■オリジナル ●オプション

2011/03/22

2011/03/18 R1200GS-Adventure 4歳

2011/03/18
2007/01/01生産03/06初度登録の愛馬R1200GS-Adventureと出会って以来4年経ちました。Odo75,037kmです。
ダートで数え切れない程倒したり、跳んで不用意に着地してドライブシャフトのユニバーサルジョイントを割ったりして散散痛い思いをさせたのに騎手を嫌うことなく、舗装路で転ばず、相手のある事故も無く、怪我無く愉しく乗せてくれてありがとう。

この4年で父が亡くなり母が倒れ自分は心臓2つ割りに…色々有りましたが、生きる支えは友情です。
学友も仕事絡みで育んだ人間関係も、アマチュアオーケストラの仲間もリズムが合うと言いますか、かけがえない存在ですけれど、バイク仲間は格別です。
穏やかに乗ればこんなに安全な乗り物は無いですが、ひとつ間違えば凶器にも成り得るバイクで、つるんでリズミカルに走って空気を共有すると言いますか…「今日も無事に帰れて良かった~愉しかったね」ってのがたまりません。
戦争を経験なさった先達には申し訳けないことですが、戦友っていう感覚に似ている気がします。新たな出会いに感謝します。

津波に呑まれて亡くなられた方々の無念を思って、安全に末永く騎乗を愉しみたいものです。
未だ未だ胸の痛みが取れず満足に走れませんが、気軽に大観山頂から富士の絶景を観られるのも、手術場から生還するよう祈って下さった方々のお蔭、命が有ることへの感謝に改めて涙が湧いて来ます。
蹄鉄も新たに3組用意しましたし、後ろ脚の怪我も治りましたし、落馬しかねない程に体力が落ちる迄に地球10周40万km走破したいものです。
東北関東甲信越一部東海大震災の被災者の皆さまに、少しでも心温まる救いがありますように。

2011/03/12

2011/03/11 大震災と同時にPCXカスタム完了 03/13 水戸・日立の様子 03/19 カスタム内容

2011/03/11
被災なさった方のご心痛如何ばかりかと拝察致します。
押し寄せる津波の動画を拝見すると走って高台に逃げていらっしゃらなければ、ひとたまりも無かったことでしょう。恐ろしくなります。

本田夢東浦和に預けてフュエルリッド補償交換が完了してシート交換して貰っていたPCXを引き取りにディーラーMCから移動した途端に人生最悪の大揺れを経験致しました。
座り込む程ではありませんでしたが、天を仰いで成す術無く、乗り物酔いしない小生が陸酔いしてしまいました。
帰宅して近所のひとり住まいの方を見舞って、老人ホームに入所している愚母の無事を電話で確認し、親戚一同無事をメールで確認することが出来たのは幸いでしたが、茨城の親友と連絡が取れません。
先達てお世話になった汽水湖涸沼(ひぬま)の鰻店「うなぎや」竣工直前の新築店舗は津波に呑まれずにすんだでしょうか。最悪お店の皆さまは背の高台に避難なさってご無事でしょうか、気になります。

PCX折角ハイシートにして長距離走が可能になりましたし、神戸では軽い原付が最も役立ったとの話も訊き、何かボランティア活動出来ないかとも思いますが、心臓術後でまだ重いものも持てず足手纏いかなとも…何か役立てれば良いのですが、何も出来ず悔しいです。


2011/03/13
被災地の水戸・日立を見舞って水分等補給して来ました。
冷静に考えれば絶対やめた方が良いのは判っていました。

でも水戸の親友がやはり自宅マンション圧壊で駐車場暮らし、おまけに炊き出しで現場を離れられず、旧い木造家屋に住む両親と連絡が取れずに困っていると訊いて日立の高台に向かいました。
携帯充電器を差し入れて親子お互い無事を確認して泣かれたら無理して行って良かったと心底思いました。

拙宅から東へ、松戸から日立まで国道6号線を只管北上しましたが、茨城県石岡市以北は自家発電装置が装備された複雑交差点以外は全ての信号が沈黙、皆々譲り合って円滑に通行しているのが印象的でした。
6国は狭いので新4号で北上して矢板から日立まで山を越えようかとも思いましたが、このルートだと途中でホンとにガス欠した筈で…素直に海沿い走って正解でした。


道の駅でトイレを借りると…出物腫れ物処嫌わず、大便器に糞が山盛り(食前にご覧になった方ごめんなさい)…便意を催したら困るだろうなと思って朝から飯を抜いて飴と水だけにして出発して正解でした。


PCXの14インチホイルでも吸収し切れない程の路面のギャップ、石岡ましてや水戸以北は橋梁のジョイントに最大10cmの段差が有ると思って走った方が良いです。アスファルトで傾斜を付けて走行可能に修復されてはいましたが、その幅1mでは傾斜が10%にもなるので幾度か減速が間に合わずにジャンプしてしまいました。

壊したかなぁ思いましたがスクーターなのにギャップではスタンディングで抜重したお蔭で無事(ホイルの歪みなどは未確認)のようです。
アスファルトの下の土が液状化で失われたのでしょう、路面がうねっている箇所も有り、ダートと違って色の変化に気付き難く、いきなり足を取られますからオフロード車でも油断大敵です。

国道沿いのガソリンスタンドは殆ど開店休業、タンクにガソリンが有っても停電でポンプが動かせないらしく、手廻しポンプの有る老舗に300台(で数えるの諦めました)以上の大行列、これが大渋滞の原因にもなっていて、片側2車線のところに3列走るので原付2種でもすり抜けは至難でした。
奥さんにハンドル握らせて旦那さんが手で車を押して移動させているのはドイツ的で素晴らしいと思いましたが、アイドリングで待ったり前が空く都度セル廻したりしてる方々如何なものかと…


被災地で給油したら本末転倒だろうと燃料警告アラート点滅にヒヤヒヤしながら286.8km無給油で走破、もうムリって明るいガソリンスタンド毎に寄ったら「エアを噛むから売れません」って皆門前払い、ここでダメならPCX棄てて歩いて帰るしかないと覚悟して並んだ出光プリテール三郷「3台前で本来は売り切れですけど…エア噛んでメーター通りの量が出ずに料金嵩んで良いならどうぞ」って言ってくれたのにはマジで涙が出ました。給油量は5.78Lで49.6kmpLの好燃費、拙宅最寄のスーパーでシート下トランクとトップケースに詰めるだけ水だの食料だの積んで走った割りには最高です。


制限時速まで出せたのは全行程の半分も無かったので只管路肩を30kmph程度で…297km10時間かけて走ったので燃費が良かったのでしょう。6.1Lタンク(残量計最後のヒト目盛りは1.5L)なので計算上は302km走れたことになり拙宅までは帰り着けた訳ですが、周辺のスタンドは閉まっていて…出光プリテール三郷さま有難う。また必ず寄りますね。


一般道ダラダラ走れば航続距離750kmは堅いR1200GS-Aですが車幅1mも有るし停車中余震で倒したかも知れないしPCXで行って正解。それでも積載性の優るリードEX買っておけば良かったと本気で思いました。
それと僅か126kg全高1090mmのPCXを256kg全高1,525mmのR1200GS-Aに空目されました。
悲惨な状況に身を置かれた被災者には普段見慣れぬモノが異様に大きく見えるのでしょう、威圧感を与えないためにも会話を交わす時は膝を折って視線の高さを揃える必要が有るように思いました。


岩手宮城福島の惨状は度々報道されますが、地味に家屋が圧壊している茨城の被害も悲惨です。
燃料は普段定量給油しかなさらない方々が満タンにし切ったら落ち着くでしょう恐らく。
未だ未だ受け入れ態勢調わず素人が立入ると被災者を増やすばかりでしょう、恐らく1個月間程度は受け容れられないでしょうが、ゆくゆくはボランティア活動に参加なさる方々、どうかご安全に。


もうこれ以上必要ない程のカスタムについては後日追記します。
皆さまご無事で。


2011/03/15
Odo2,917kmでエンヂンオイル交換して貰いました。
震災で次に何時交換出来るか判らないので早めに済ませよう、と思ったのもありますが、フロントアクスル周りからグワングワン音がするようになったので被災地のダートでホイル歪めたのが心配でプロにも診て貰うのが主目的です。
ブレーキローターの当たりが出て少し引き摺っているようだとのことでした。見た目でウェーブローター組んだのが失敗だったかも…




2011/03/19追記

2011/01/27 PCX納車から 01/29 初オイル交換まで」でもご紹介しましたが、
PCX日本仕様¥299,250-値引き¥10,000
手続代行¥9,450+G防犯登録¥1,050
自賠責保険36箇月¥10,580
[ウィンドシールド¥14,175]工賃¥3,100
こちらオシャレとは無縁の純正オプション。ミラーマウント共締めなので風を受けると操舵に影響しますが防風性は充分です。
[グリップヒーター¥11,550]工賃¥5,250×2(初回取り付けと角度変更と)
こちら最新式の全周ヒーターではなくて半周ヒーターなので、指の付け根が暖まるように着け直して貰いました。
[キタコ ステップボード¥14,490]工賃¥2,100
こちらPCXロゴ入りでなく、縞鋼鈑のタイプです。
[イモビアラーム¥13,650]工賃¥5,250
インジケーター目立たせるためにメーターパネル脇に取って着けたような感がイマイチです。
[キタコ リアキャリア¥10,290]工賃¥10,500
ステンレスなので長寿命が期待出来ます。
[クラウザー ユニバーサルプレート¥9,800]工賃¥3,150
以前はU字型でしたが最近デザインが変わったようです。
[クラウザー K5ツーリングケース¥35,000]
蓋の開け閉めに必ず鍵が必要なので安全性は高いですが、利便性ではGIVIの方が上かと。
ガラスコーティング工賃¥20,000
販売店のお勧めに従ってコーティングして貰ったので雨は良く弾きますが雨粒のレンズ効果なのでしょうか…白塗装の黄変が目立ちます。

2011/02/04 PCXで369km 02/05 納車9日後1,000km点検
[FAZEとFORZA共用の「ナックルバイザー」¥9,975]工賃¥6,300

2011/02/08 PCXにZumo660装着
[GarminZumo660¥81,900][ワンオフステイ¥6,300][蓋付きHeraソケット¥2,730][シガーソケット¥オマケ?][ケテルBluetoothユニット¥20,790][TANAX MOTO FIZZ サーモクロック¥2,520]工賃¥18,900
ヘルメットスピーカーはR1200GS-A用に組み上げて貰ったものです。こちらを計上したら更に¥ン万。

2011/03/03 PCXブレーキ強化
[RUNMARUスペシャル260mmウェーブディスク(キャリパーブラケット付き)¥12,800]工賃¥4,200
[RUNMARUスペシャルビレットブレーキレバーセット¥4,400]工賃¥3,150
ラウンドドリルドローターにしておけば良かった~と後悔し切り。カラカラ音が気になります。

[可倒式ミラー2本¥8,820][タナックス ナポレオン ストレートターナー¥1,895]

[純正シートAssy¥22,575]シートアンコ盛り加工賃¥23,100
こちら「座布団外して全体的に5cm盛って!」と註文したのに盛られたのは3cm。硬さは丁度良く張りも良いのですがライポジがイマイチ。「5cmも盛って乗り難くなりませんかね~」って要らぬ気を廻してくれたようですが、更に¥23,100支払って作り直して貰うにも、納期1週間の約束が5週間以上かかりましたし諦めることにしましょう。やっぱりシートカスタムには5万円以上かけないと一発満足とは参りませんね。評判の店は高価ですがそれなりの価値が有るものです。
重心が上がった分だけコーナーリングの切れが良くなり、センタースタンドカリカリまで易々と寝ますから「チョッと貸して?」って言われても相手を選ぶようになりました。300km走っても尻は痛くなくなりましたが釈然としないのは残念。

大きな誤算…純正シートベースを使っているのにアイドリングストップが機能しなくなりました。シート厚を増したらシート圧が減じて着座センサーが働かなくなったのです。停止の都度シート最前部に座り直さないと折角の省エネ機構が無駄になるなんて…

閉まり辛くなっていたフュエルリッドのロックピンを無償交換して貰いましたが当初よりも短くなったようです。開け閉めが快適になりました。
スロットルロッカーはリード100からの移植です。

それにしても装飾皆無で実用性オンリー総額¥704,240の原2スクーターってどうなの?こんなにオプション着けずに義援金にすべきでしたか…後悔先に立たずですが。

2011/03/11

2011/03/10 ALTHブレーキローターのタッチに驚き…Dunlop TrailmaxTR91はフロントもリアのイメージどおり

2011/03/10
待ちに待ったブレーキローター鳴き止めワッシャが届きました。
本来なら真っ先に17インチホイルを試したいところですが、R1200R/RT/ST用ホイルは不覚にもキャリパクリアランスが1mmしかないことにタイヤまで組んでから気付いたので、どなたか奇特な方に引き取って戴くことにしてF800S用黒ホイル待ちです。


じゃぁ21インチ40本スポークホイル、と参りたいところですが何でもない畦道で転倒して気分的に凹みましたし、03/13伊豆スカイラインでリハビリすることが決まったので順当にR1200GS用19インチアルミキャスト10本スポークホイルを組むことに。
左側はABSセンサリングを直着け、鳴き止めワッシャ・ブレーキローター・鳴き止めワッシャ・ウェーブワッシャ・ローラーカラーの順に重ねてM8P1.25のT40ヘクスローブトラス頭ボルトを19N・mで締めます。
2008年式でしたかESAが採用されたモデルからはワッシャとローラーカラーが一体化されてボルトが平頭になって純正ローターしか取り付けられないということになっているそうですが、R1150GS用パーツとして取り寄せれば社外ローターが取り付け可能のようです。ディーラーMCでは社外品を取り付けた新型オーナーがおいでにならないようなので、実際のところは良くご確認下さい。


40本スポークホイル用には「ステラ」と名付けられたウェーブローターを用意しましたが、キャストホイルにはラウンドタイプにしました。
ALTHのローターはいかにもステンレスの色ですし、Bremboの鋳鐵純正ローターとは全く印象が違います。
パッドは純正Bremboを新調して純粋にローターのタッチの違いを味わうことにしました。
タイヤも新品、ブレーキローターもパッドも新品、極めて物騒な走り出しです。
メカニックのTさまとても叮嚀にパッドにヤスリ掛けして下さいました。最近の部品は面取りまで済ませてあって即座に走り出せるのですが少しでも当たりが早く出るようにとの配慮、更に念入りに脱脂して下さいました。有り難いことです。
さてさていきなり週末タイヤの皮剥きを兼ねてターンパイクに向かうのは危険過ぎます。KTM990Adventureを借りた日と同じように首都高で200km走ることにしました。


Odo74,804kmでスタート、ディーラーMC駐車場で定常円旋回して予測通りの弩アンダーステアに少々怖くなりましたがブレーキは予想外に良く効きます。ヤスリ掛けの効果絶大?ALTHの謳い文句通り鐵ローターに負けず劣らず制動力が強いのか、古くなったが充分当たりの出ているBremboセットよりも良く効きます。長卵形の孔がパッドを削り取るだろうことは想像に難くありませんが、それにしても良く効きます。
一般的にジワっと効いて限界の高い鋳鐵ローターに対してステンレスローターはガツンと効いて破綻し易いように言われるようですが、フェードする程強くかけることは実用域でほぼ皆無と考えれば錆びないステンレスローターに換えて良かったかなぁと。不安はタイヤだけになりました。


PCXのアンコ盛りシートが入荷したそうなので本田夢東浦和に顔を出します。フュエルリッドのロックピンセットも明03/11入荷とのことで無理して本田にまで入庫しようとせずに正解でした。


新井宿ランプから首都高の流れに乗ってコーナーリングするとセルフステアリングでは切れ込んで来ます。リアは充分剥けてますのでアンダーステアになるのは当然ですが、それでもキツイ。新品タイヤでグイグイ行く方はおいでにならないでしょうが、前後新品だったらニュートラルステアのままズルズル膨らんだでしょう。C1に直行するつもりでしたが、一旦湾岸線まで南下して直進距離を稼ぐことにしました。
レインボーブリッヂの夜景を愉しんでから銀座に向かってC1内回りを6周、レインボーブリッヂを逆に渡って辰巳PAで休憩、駐車場で定常円旋回と8の字スラロームを練習したかったのですが、大型ドライバーが仮眠を取っていらしたので遠慮してトイレ休憩だけに。9号線から箱崎経由で銀座方面外廻り5周、箱崎JCTでOdo75,000kmになりましたので本日の目標達成、予定通り銀座ランプで降りて四ツ谷に向かいます。
歓送迎会で超満員のイタリアンダイニング ラルゴカウンターが幸い空いていましたので夕食を。
常連の方々が丁度お見えになっていて「生きてて良かったね~」って久々の再会を喜びあいました。ホンとに生きてて良かったです。



見れば前タイヤエッヂ全然使ってません~当然ですね。
閉店を待たずに一般道で帰宅しましたが、規定通りの250kPaに下げて貰ったので直進でも低速だと微妙に左右によれる感じがします。
廃土性向上のためにタイヤエッヂに向けてドンドン拡がるグルービングはクラウンセンターでも幅に変化が有るので接地圧が逃げる方向に舵角が付いて、それでフラフラするのでしょう。
ノギスを当ててみますとリアはクラウンセンターから溝深さ8~7~6mmと徐々に浅くなってトレッド剛性を稼いでいるようですが、フロントは普段接地しそうな範囲均等に4mm刻んで有りますし…リアよりもフロントの方がブロックが小さいので、その分ダートでのグリップが良い筈で、林道流すのが楽しみです。
と言いつつ不整脈連発、体調がイマイチなのでいつになりますことやら。


それはそうと皮剥きに出発する前に折り良くKTM990Adventure不調の原因が特定出来た、とKTM埼玉南から電話連絡が有りました。
2011/02/19 借りたKTM990Adventureが不調で…03/10燃料カットの原因が特定されました!再掲】
■燃料ポンプが充分アースされていなかったので、ストールは燃料カットによるものだろうとのこと。
Odo60kmまで短距離試乗ばかりで想定外の振動がネジを緩めてしまったのでしょうか、これはサービスキャンペーンになるかも知れませんね。座面さえ接触導通していれば充分ですからネジ留め剤注入で完了でしょう。
■2分割燃料タンクのバイパスチューブが適切に流通していなかったので2007年のリコールと同様の症状に至ったのだろうとのこと。
走り出して一気に180kmも殆ど休憩無しに走ったオーナーが居なかったのか…そんなこと有り得ないでしょうから個体不良なのでしょうが、計算上350km程度は無給油で走れる筈なのに右から左に適性圧で燃料が移動してくれず航続距離の半分も走れないというのは困りますね。
何にしても原因が特定出来たので何よりでした。楽しいバイクなんでとっても惜しいです。



それにしてもGS-Aって、なんてシルキーで極楽なバイクなんだろうなぁ思います。ササキスポーツのフルエキ入れて軽飛行機みたいな音にしようかな~まで思いましたが、静かなのも気に入っていますし…またまた惚れ直しました。

2011/03/07

2011/03/05 DunlopTrailmaxTR91試走中に不覚にも久々の転倒

2011/03/04
ラルゴからの帰り道、JR市ヶ谷駅北y字交差点でテールスライド。右コーナーリングで久々にカウンターを当てて右爪先を路面に擦り付けて曲がりました。

諸般の事情でフロントホイルにはTouranceEXPの減ったのを、リアホイルにはDunlopTrailmaxTR91を装着しています。フロントは慣れた組み合わせですが、リアはタイヤもブレーキパッドも新品ですのでおとなしく走るつもりでしたが僅かにバンク角がタイヤ馴らしには過ぎたようです。

R1200GS-Aに乗り換えて以来アスファルト上で転んだことが無いので初めてズガーンってなるかなぁ思いましたが幸い瞬時に体が反応して多少ラインは膨らみましたがステアリングがブレただけですみました。
信号待ちで止まってリアエッヂを見てみましたが15mmは残っているようです。
マジでコーナーリングフォースに弱いですDunlopTrailmaxTR91気をつけませんと。オンロードはハングオンですね(笑


2011/03/05
Twitterオフ会です。
Marloweさまが涸沼で蜆を召し上がると言われるので、お連れ様のmasarubmwさまに連絡を取って戴いてご快諾戴き、合流することに。
早朝冷え込むのが判っていたので集合を常磐道守谷SA10:00にして下さいました。まだ心臓が本調子でない小生にとっては有り難いお話です。

リアブレーキが何となく変です。ABSが車検前と同じように作動しません。ABSを機能停止すれば後輪を簡単にロックさせることが出来ますので、ブレーキローターとバッドの当たりは出て来たと思うのですが、ABSを作動させようとペダルを強く踏み込むと…TouranceEXPの時はカリカリキックバックをブーツ底に感じることが出来ましたが、TrailmaxTR91だとカリカリン~カリン~って断続的です。
まぁABSに頼るような運転しなければすむ話で、帰宅前にディーラーに寄れば良い位に考えました。

さて先ずは涸沼湖畔「うなぎや」でうな重汁大をめいめいに、白焼きをひとつと、蕪蒸しも相変わらず旨いです。
3月竣工の筈の新店舗は後期が延びて4月になるそうです。
連れのおふたりがカメラを出して下さいましたので撮影はお任せしました。

食後茨城空港に向かいます。未だナビに出ないので百里基地を目指してお隣さんに入れれば良いや~って突き進んだら農道も農道明らかに私有地の畦道へ…引き返すべきでしたが血が騒いで(笑
先頭のmasarubmwさまもMarloweさまも轍の中に入って走ってらっしゃったのですが、折角だからTR91のダート性能をみてやろうと轍を外して尾根の上を走りました。
前の晩にスリップダウンしそうになった割には泥でも草でもグリップします。
なかなか良いなぁ思っていたら前輪が負けました。
一旦路外転落して締った畑でターンして畦道に戻れれば良いのですが、万一嵌ったらクレーン呼ぶしか無さそうなので諦めて倒しました。小生は受身を取って畑に落ち、これ位硬ければ行けたかなぁ思いながら這い上がり…。
おふたりが駆け戻って来て下さって起こすの手伝って下さいましたのでジャッキアップは不要でしたが、本当に申し訳けないことをしました。お力添えありがとうございます。
まだ本調子でないのに砂利舗装が終わったところで引き返すか、せめて轍の中をおとなしく走るべきでした。猛省です。
それにしても前後タイヤのスリップアングルが極端に違うとサイドスリップに慣れていても抑え切れないもんですね。

気を取り直して泥だらけのまま茨城空港へ、建物は見慣れた函館空港の1/3か1/4のイメージ、滑走路はジェット戦闘機が離着陸する百里基地と共用ですからやたら広大ですのに。
福島空港と成田空港の間に位置するので民間路線誘致は大変でしょうね。
福島と成田を高速鉄道で結んだ方が余程利便性高いような気がしますが、どうしても茨城に空港が欲しかったのでしょうね地元としては。既に赤字確定だそうで実に無駄です。

洒落たレストランも無く、土産物売り場も狭く、どこぞの道の駅程も有りません。
見送り展望台に出ましたら百里基地を隠すように左半分が擦りガラスになっています~って違いました。携帯電話の液晶画面に貼るプライバシーシールのように偏光ガラスになっています。左を見ると視界不良、右を見ればクリア。
最新鋭戦闘機のスクランブルを撮影してYouTubeに流されても困るという配慮なのでしょうね。少なくともこれだけは見る価値が有りました(笑

続いて納豆博物館。工場は稼動中のようでしたが工場見学は平日のみとのことで試食も無しです。
あ~でもないこ~でもない、とオヤジ3人組で納豆の思い出やレシピなんぞ語りつつ、ひと部屋一巡して終了。

筑波山目指して常磐道に乗り、おふたりは守谷SAで休憩なさるとのことで引き起こし手伝いのお礼にお茶位ご馳走したいところでしたが、ナックルガードステイとブーツガードが破断していたので翌日のメトロディーラー共済ツーリングに備えて応急処置するためにディーラーMCへ。
それとブレーキ感覚の違いを訴えて工場長に試走して貰いましたが残念ながら「こんなもんかと」と。
永らく乗っていなかったのと、過日借りたKTM990Adventureが吃驚するほどガッツリ利くブレーキだったので感覚が変わってしまったのかと自分を納得させます。


2011/03/06
メトロディーラーツーリングどたキャンしました。
相模湖で昼食というやたら近いイベントだったのでディーラーMCのツーリング企画は圏央道狭山PA06:30集合で中央道経由山中湖から道志道を戻って相模湖で昼食ということになってました。
5時起床でアメダスを確認すると氷点下です。
こりゃ死ね?って…幹事に電話入れて集合場所には合流しないことに。
遅刻して昼食会場にショートカットするのも恥かしいので参加取り止めました。

昼過ぎ15℃まで外気温が上がったので前日気になっていたブレーキの検証に向かいました。事情が有って保管しておいて貰ったTouranceEXPの後輪を装着して試走。ほぼ以前と同じ挙動が出ます。ABSも均等に作動しますし、ABS切ってガッツリ踏んでテールスライドも思い通り、ってことはDunlopTrailmaxTR91が違和感の原因ってことね。
縦方向にはグリップグリップスリップの粘りでABSが中途半端にと云うか適切に利く訳ですね。
バンク角が深い時のサイドスリップについてもトレッド面をしげしげと見て何となく解りました。
グルービングがかなり幅広く深いので接地面にグルービングが関与すると一気にグリップ力が弱まるのではないかと…。
後付け理論ですがあながち遠くはないと思います。ダートで土を噛むことを重要視してオンロード性能を多少犠牲にしたのでしょうね。グルービングが細かくてほぼ均等のTouranceの方が扱い易いのかなぁと。前輪組んで林道へ行ってみないと解りませんが…。

そうこうする内にツーリング部隊が戻ってらっしゃいまして、思わぬ土産が。
ついでに価格コムくちコミ「SSって窮屈じゃないすか?」にレスするのに改めて試乗車のK1300SとS1000RRとを借りて10分間程度走らせて貰いました。
K極楽です。Sは見た目も素敵ですがツーリングにはきついでしょうか乗り手と用途を選びますね。

2011/03/04 GarminZumo660が不良品でした

2011/03/02
縁起でもないと言われていた#が新しくなります。
朝イチで任意保険担保の東京海上日動の代理店に連絡してプレートの到着を待ちます。

店長がWunderlich製前1.85-21の40本スポークホイルKaroo2(T)90/90-21組とR1200R/RT/ST用3.50-17ホイルPilotRoad3の120/70-17組を配達してくれましたので部屋に仕舞って、ディーラーMCに向かいます。
17インチフロントホイルはEuroNetDirectのR1200GS用フェンダーの写真がR1200R/RT/ST用ホイルを黄色に塗装したものだろうと考えて註文したのですが、合わせてみるとキャリパークリアランスが1mmでチョと怖い。誰かに引き取って貰わなくては…R1200R買うのは20年先を考えていますのでDOHCスポークホイルモデルのスペアに保管しておくのも勿体無過ぎます。

現実に何を装着するかは改めて考えるとして、SuperMoto化GS-Aをサイト上に見つけたのでR1200Rのリアホイルも欲しくなったのですが、フロントを当ててみたら走行には支障がありそうで無駄にした都合現物合わせしてみることに。
規定150/70-17タイヤと外径を変えずに5.50-17ホイルに組むには170/60-17です。PilotRoad3の在庫を外したホイルの後に置いてみましたが、サイレンサーが当たって入りません。
写真では判りませんがエキパイ曲げて逃がしてあるんじゃないかと。
サーキット走るの年に数回、このためにそこまでしなくとも、って諦めました。

ほぼひと月ぶりのGS-Aでけいそくせいぎょに向かいます。
クラッチとリアタイヤとリアブレーキパッド交換してありますので入庫前とは別物です。
当たりを出すのに皇居東を廻って一国を南下して環八から世田谷通りに戻って成城学園へ。
補助燈をPIAA3000KのHIDフォグに交換してGarminZumo550を660に交換して音源移設を頼みました。
セローを代車に貸してくれるとのことでしたが遠慮して東宝前バス停から渋谷までのんびりバスの旅。久々電車で帰宅しましたがセロー借りておけば良かったと後悔。かなり体力回復したつもりでしたがずーっと立ったまま1時間以上JRに揺られるのの辛いこと辛いこと。拙宅に着いたらPCX300kmツーリングよりも疲れて倒れました。


2011/03/03
17インチフロントホイル選びです。
前述SuperMoto化GS-A別の写真にF800SやKシリーズに使われているホイルの写真が載っていたのでF800STのアクスルシャフトを採寸させて戴きました。ベアリング径は25mmΦで共通です。ブレーキキャリパーが逃げるようにローター留めシャフトが削ってあります。
STのY字スポークとSのy字スポークとどちらにするか悩んだ挙句後輪はGS用シルバーなので似て非なるグレーより黒のS用y字スポークを選びました。何れにしても国内在庫無くドイツバックオーダーです。不幸にして前輪潰す事故を起こしたら廃車になる想定なんでしょうがGSはダート走ってリム打ちスローパンクチャーでも自走して帰れる想定なので国内在庫潤沢なのでしょう。

Althブレーキローターが揃って届きましたが鳴き止めワッシャが届きませんからオアズケです。19インチ用を残して持ち帰りました。


2011/03/04
今度は地下鉄でけいそくせいぎょに向かいます。永田町で半蔵門線に乗り換えたら真昼間でも混んでました。用賀駅で降りて成城学園駅行きバスに乗りますが凄い強風。風がおさまらないと信号待ちで立ち転けしそうです。
HIDフォグランプのスイッチを純正補助燈用のハンドルクランプ上から左手許に移設して貰って完成。Zumo660用クレイドルの雨避けカバーが別売りで在庫が無かったので20時まで営業のGPSstoreへ。いざ出発となったらmp3の音がモノラルに。世田谷通りから246に出る頃には完全沈黙です。
蓋だけ買ってけいそくせいぎょに戻ったら660本体が不良品でした。
PCXではクレイドルから電源供給だけ受けてBluetoothで問題なく作動していましたが、有線接続用端子がダメなのかファームウェアがダメなのか。デモ機だと真艫に動作するのにノイズが治まらず不良品交換を待つことに。
無線使用だけなら製品不良に気付かないところでした。危ない危ない。

ラルゴで夕食摂って帰宅です。

2011/03/03

2011/03/03 PCXブレーキ強化

2011/03/03
PCXのブレーキを強化しました。

モトコルセArthローターと同じくPCXのブレーキ強化部品も待てど暮らせど入荷しないので納期だけでも確認しようと本田夢東浦和に寄りましたら丁度届いていました。


RUNMARUスペシャル260mmウェーブディスク(キャリパーブラケット付き) http://www.runmaru.com/pcx/wavedisk.html
税込み¥12,800を着けました。工賃¥4,200でした。
こちらの純正ディスクは220mmΦで3.5mm厚の3mm限界ですが、
ウェーブディスク呼び寸260mmΦで4mm厚(使用限界の刻印が無いようですのでメーカーに確認しませんと)おまけにフローティングディスクなので過剰品質の気はしますが…。


ついでにRUNMARUスペシャルビレットブレーキレバーセット http://runmaru.com/pcx/brakeleber.html
左右セット¥4,400こちらも着けました。工賃¥3,150でした。
一旦アルマイト加工してから削り出している感じです。
長さは純正品と然程変わりませんが、Rを深く取ってありますのでトライアル用のショートレバーのように軽い力でかけることが出来る気がします。

装着して拙宅までの帰路6km信号停止で前輪ブレーキ主にかけましたら直ぐに当たりが出て指2本で微妙なコントロールが出来るようになりました。
コンビブレーキについては後輪ブレーキの遊びを極力少なく、これ以上詰めたらシューが当たってしまうか位にしましたら快調です。
極々軽く左を握ればリアを引き摺れるようになりました。
セルを廻す時に左をギュッと握らなくてはならなくなりましたが、好みのタッチにするために多少は我慢です。

前ブレーキは純正ローターよりも比較にならない程に良く効くようになりまして、軽く握って充分な制動力が得られます。
低速で前輪ブレーキをかけるとフローティングディスク独特のカリカリ音がします。ソリッドディスクで充分なんですけど贅沢言っちゃいけませんね(笑
ウェーブディスクは見た目だけ?って思いましたが絶えずパッドを削って平面を保ってくれるのではないかと期待しています。



握り転けが心配ですが、シートのアンコ盛り間も無く完成しますので、オプション全て着け終わったら長距離駆けてみたいです。