2010/04/30

2010/4/30 リード100のステアリングステム調整

2010/4/30
リード100のフロントパッドを換えてブレーキが良く利くようになったら今度はステアリングステムのガタが気になって来ました。
パネルを外して見てみるとステアリングステムが上下に動く程緩んでいました。

巨大なオープンエンドレンチはケーブルが邪魔して入りませんのでクニペックスのプライヤーレンチで一部ケーブルごと挟みつけることにしました。
掴んではステアリングを切る手法で増し締めします。
ロックナットを締め上げるとガタは全く無くなりました。

次にガタが出たらベアリング交換でしょうが、その頃は駆動系もダメになっていて買い換えでしょうね。

2010/04/29

2010/4/29 ツーリングが試乗会に化けました

2010/4/29
渋峠越えツーリングの企画者から午前零時過ぎにキャンセルの連絡が有ったので、タイヤ馴らしにどこを走ろうかと。
涸沼畔で鰻?小賀野でわらじカツ?迷っている内に11時になってしまいました。
ネットで検索したらMotorrad京葉主催のDucati BMW試乗会が柏のライコランド千葉店で開催されています。

HP2Sportは望むべくもありませんが、BMWは全車種乗っておきたくてお邪魔することにしました。
11台も持ち込んで、受付3人先導2人の計5人の大所帯で切り盛りしてらっしゃいました。
13時頃現場に到着、受付を済ませるとR1200RTには直ぐ乗れるとのこと。
大きくて見た目が重そうなので敬遠されているのでしょう。

DOHC_R1200RT
Zumo660が着いています。
初めて現物を見ましたが550より圧倒的に画面が大きくて見易いです。
ハイシートにさせて戴きました。
スタッフは忙しそうなので自分でキー廻して前方ロッドを上げて。
大分膝が楽になりました。

コースは店の周りを四角く廻るだけですが結構距離を走らせてくれるので感触は掴めます。
最後尾について車線内スラロームしたり急加減速してみたりABS利かせてみたり、充分堪能しました。
R1200GSのDOHC版は然程メリット感じませんでしたが、RTには驚きました。
静かで低速トルクがSOHCに比べて圧倒的に太いです。
SOHCは試乗車で1000km位走らせて貰いましたが下が薄くて、アイドリングでリアブレーキ当ててズルズル前に出るなんてのはエンヂン回転が不安定になって少しスロットル開け気味でないと不安でしたが、これは平気でそういうことが出来ます。
店に戻って駐車場内で右フル角Uターンしてみましたが、初めて乗ったのに全く不安なく低速でクルッと廻りました。

降りてタイヤを見てみるとMetzelerZ6を履いてます。
乗り心地良いしグリップ良いし体重移動に機敏に反応するし、Michelin至上主義みたいでしたのに近頃すっかりMetzelerに心酔してます。

車重は変わらない筈なのに軽くなったかのように感じるのはDOHC化した甲斐が有りましたね。
GSに乗った時の印象でRT向けのエンヂンだと思っていたのを体感して納得です。
似た様な味付けのKAWASAKI1400GTRと比べてもバンク角が深い分だけ楽しいです。
ツアラーとしては無敵かも。
ただステアリングステムからグリップがかなり手前にオフセットしているのでハンドリングは独特。
タイトコーナーをグイグイ廻ってツーリングするならR1200RとVFR1200Fの闘いですかね。

ナビがかなり天を向いていて走り出すと太陽が映り込んで見辛かったのでクレイドルをメーターパネルギリギリまで下げて画面を鉛直近くした方が良いと進言しておきました。

Ducati1198
1098は乗ったことが有りましたが、1198は初めて。
気のせいかも知れませんが1198の方が軽い感じです。
1速で右手首を返すとズルップズルップとタイヤがギャロップするのが尻に伝わって来ます。

一旦減速してから2速に上げて手首を返しても不等爆が股下に伝わって来てDucati乗ってる、って実感が得られます。
交差点左折でテールスライドしたら地球蹴り一発で立ち直るか自信無かったので2速のまま廻りましたが、太いトルクのお蔭でズズズっとじわじわ右にケツを振りつつ楽しく加速。

先導車に突っ込むつもりで急加速してガッツリブレーキを掛けてリアロックしても不安なく、改めて軽さの有り難味を実感しました。

駐車場でフル角Uターンしようとして手首がカウルに当ってビックリ。
Uターンでも伏せた乗車姿勢は維持しないとロックまでステアリングが切れません。
低速でもハングオンしてグルッと廻さないといけない設計なんですね。

DucatiHypermotard796
これは危険物ですね。
ひょろっとしたボディに800のエンヂンがパワーを持て余すように思いました。

それこそStreetFighterや1198なら軸距が有る分パワーを掛けてもそれなりに真っ直ぐ走りますが、これは尻振って仕方ないです。
ブレーキガッツリ掛けると不安定だし乗り手を選びますね。

ステアリングの切れ角もオンロードそのものですし、他に類を見ない乗り味でした。

 
帰り掛けにMotorradCentralに寄ってRTのインプレッションを営業担当に伝えて、R1200GS-AdventureにZumo660取り付け中のピットで、こりゃお客の指示とは言え上向き過ぎで見辛くて仕方ないから着け直しになるね、などと話しに興じていたら顔馴染みのお客さまが現われ、そうこうする内に先達ての房総ツーリングでK1200GT欲しいと声を掛けて来られた観光バスドライバーさまご来店で、あれこれユーザー営業している内に閉店時刻を向かえてしまいました。

リアホイールボルト規定トルクで増し締めして帰宅、本日も100km程。
流石に200km近く走ると馴染んで来ます。

2010/4/28 60420kmでリアホイル交換

2010/4/28
TouranceEXPを組んだアルミキャストホイルをリアにも着けました。

約2万km、前Karoo2(T)~EXP、後ContiTrailAttackの組み合わせでしたから、ようやく前後揃ってEXPの乗り味を判断することが出来ます。
オゾン硬化、摩滅して薄くなったリアを新品に換えただけでも違う訳ですが、圧倒的に乗り心地は良いです。
ショルダーに向かって丸V字のグルービングが立ち上がって段付きになって寝かす度にグワグワ鳴っていたのも当然無くなります。

タイヤ馴らしのため然程用事も無いのに「けいそくせいぎょ」に寄って皇居を廻って帰着。
80kmしか走っていないのに、両方新品なのでホイルの座面は坐滅しボルトも捻り戻るので緩みます。
規定の60N・mになるまでトルクレンチで15°程増し締め。
本29日はトルクレンチを積んで100km毎に増し締めしながら500km程走ろうかと。

2010/04/27

2010/4/27 リード100のフロントブレーキパッド交換

2010/4/27

4/26通院買い物の足リード100のフロントブレーキが啼いたのでパッドの残厚を見てみたら殆どありません。
ひょえ~!
殆ど毎日乗るのに、啼いたら即交換って困りますね。
前に駆動系見積りした時に旧いスクーターのパーツは客註だとDREAM店で訊いてましたし。

このまま暫く走ってたらローターが傷だらけになっちゃうかも。
んでディーラーMCでR12GS-Aのオイルを交換して貰ってから「ドライバースタンド2りんかん」に寄ってDaytonaの純正並みパッドを購入。

走行14401km
GS-Aのフロントパッドは走行6万kmで未だ一度も換えてませんがスクーターは小さいから減りますね。
タイヤレバーでピストン圧し戻したら、油面が丁度良い高さに。
抜かずに済んでラッキーです。

ネットで色々調べてみましたが、ボルトの適性締め付けトルクが判りません。
スライドピンはロックボルトが着いてるのでL字Hexagon手ルクレンチ。
キャリパーはGS-Aと座面径がほぼ同じボルトなので30N・mで締めましたけどオーバートルクが心配です。
DREAM店に行って尋ねねば。
臨時休業でした。

2010/04/26

2010/4/26 60403kmでオイル交換

2010/4/26
ディーラーMCピット混雑で6万km点検は連休明けでないとムリ、というまぁ当然の事態でオイルとエレメント交換だけ頼みました。
エンヂン好調は黒く汚れた元は緑のMotorexBoxerMC4T15w50のお蔭です。

F650GSミッドナイトブルーロウダウン仕様車の納車前点検中。
最近販売好調のようで何よりです。

2010/4/25 スポーツランドSUGOのHONDA試乗会

2010/4/25
R1200RTを標的にしたのか「ランチは300km先の高原ホテルで」のVFR1200Fに乗ってみたくてホンとに300kmチョイ先のスポーツランドSUGO西コースに行って来ました。

0630時に東北道蓮田PA合流、彩遊MotoClubで知り合ったFさんと超安全運転で村田IC迄、途中何台もバイクにパスされましたが、疲れてしまっては試乗が楽しめないのでペースを維持します。
途中2回の休憩を挟んで10時過ぎに現地入りしましたら、好天のお蔭か結構並んでました。
VFR1200FとCB1100とは各6台持ち込まれていましたが、CBR1000など尖ったモデルは1台ずつですから、直ぐに30分60分90分待ちになります。
ですが希望者の誘導がとてもスマートで、乗りたいひとは大人しく並びます。
この西コースは元々カート用だそうですが、お蔭でタイトコーナーの連続なので乗り味が良く解ります。
先導はスクーター、高速試乗という訳には参りませんが、公道で走る訳ですから最高加速なんて或る意味無駄ですし、こういうコースが一番かも知れません。
大人しくオフィシャルに追走する上品なお客と違って、後ろのお客にひと言「ABS利かせたりグリグリ寝かしたりするので宜しく」と声を掛けておいてレーン幅いっぱいにスラロームしつつコーナーに入ると結構深くバンクさせることが出来ました。
2周させて貰えたので、6コーナーと12コーナーではバンクしながら右手首をかえしてテールスライドの具合を確認したり、試乗としてはとても楽しめます。

CB1100
意外と並びが少なかったので早速新型に。
流石はHONDA。
とてもシルキーなエンヂンで良く出来たバイクだと思ってグイっと寝かしてみたら、あれっ?ステップ擦っちゃった。
タイトコーナー連続の峠に持ち込んだらカリカリして逆に怖いんじゃないかと。
リターン組や年配ライダーが大人しく乗るにはこれ以上無いかも知れませんけど、若い人も興味を示してくれていると東京モーターサイクルショウで訊いたし、CB750の後継モデルとしては如何なものでしょうか。
これ乗る人たちは、あまり寝かさないだろう、って設計思想なんでしょうね。

CB1300SuperTouring
これは流石に良く出来てます。
左右にパニアが着いてるのを感じさせないバランスの良さ。
グイグイ寝かしても不安がありません。
出来過ぎのエンヂンは低速トルクも野太くて、廻せばキュイーンと吹け上がるし、ヤッパリHONDAはCBね、って感じです。
ABSも試してみました。
少し舵角つけて30kmph位から前後ガッツリ掛けてガリガリキックバックさせたら、フロントのサイドスリップが少し大きめな感じですけれど、これなら握りゴケしないんじゃないかなレベル。
2輪に最初に装着したBMWに遜色ない出来ですね。

VFR1200F
キャッチコピーのイメージで跨りましたけど、ツアラーというよりスポーツバイクでした。
スロットルレスポンスはCB程じゃなくて少し遅れて吹け上がりますが、グイグイ加速ペタペタ寝るので後ろのCBR1000を引き離したくなる衝動に駆られます。
V4独特の振動が股下から伝わって来ますし、タンデムで往復600kmのランチツーリングするならCB1300STを勧めますね。

ここで午前終了。
ランチは仙台「利久」のケータリングで牛舌を堪能。
炭火コンロを持ち込んでキッチリ焼いて、出店とは思えない旨さでした。
焼きとフライをふたりでシェアしてカレーを戴きましたが、仙台まで足を伸ばさなくても良いかな、ってHONDAさんの配慮に感謝しました。
商談コーナーを使わせて下さったショップの方々にも感謝です。

続いてホームストレートに水を撒いてのABSデモンストレーション。
HONDA独自のリアだけ踏んでフロントも掛かる制御を披露。
プロライダーが右手を上げたままペダルを踏んで急制動します。
最初はABSシステムなしで尻を振りながらリアロックして制動距離が伸びるのを見せて、次に水を撒いた範囲内で停止。
フロント握ればリアも効くのは有り難いですけど、リア踏んでフロントまで効かせるのはどうなんでしょう。
峠でリアだけ軽く当ててスロットル開け開けで抜けたい時に前が利いちゃったらバイクが起きちゃって怖いですから、巧いこと制御されているんでしょう、きっと。

CBR600RR
これ楽しいです。
バランス良くてペタペタ寝かすの不安ありませんし、ガバッと開けてもジワッと加速。
ZX6Rがガキ大将なら、こちらはお坊ちゃま、という感じ。
峠を愉しむのに使えばライテク上げるのに貢献してくれますね。

Web申し込みで無料、当日券500円で今日は混雑具合で5台までの判断。
CBR1000に乗って600と乗り味比べたいとも思いましたが、大人気で10人90分待ち。
リード100が壊れたら買い換えようと決めているスクーターをサーキットで全開にしてみることにしました。

PCX
セル廻してエンヂンかかっても停まると直ぐにストールしてしまいます。
試乗車が壊れてる筈ないですね。
アイドリングストップ機構が着いてました。
3秒程で停止して開ければ直ぐに発進。
4ストなので加速はイマイチですけど大径ホイルで結構乗れます。
ステップに背骨が通っているので内くるぶしを当てるとグリップが増す気がします。
左手軽く握ってブレーキ引き摺りスロットル開けたままヘアピンも楽しくクリア。
公道であんな走りをすることは有り得ないので良い経験になりました。
2ndにするのが楽しみです。

連れのFさんに、真っ直ぐ帰る?って尋ねましたら少し走りましょう、ってことに。
県道25号の細道を太平洋に向かって走り、松川浦で左右が海、というのを経験したかったのですが、Zumo550に登録したルートが走行中に幹線に切り替わってしまったらしく殆ど海沿いを走ることなく常磐道北端IC双葉から乗ることに。
Fさんごめんなさい。
次回はルート入れて行きますから赦して下さいね。

暫く走ると、いわき勿来~北茨城が事故通行止め、と出ました。
いわきナコソは東北道矢板から蕎麦処大子を経て福島茨城県境のワインディングを抜けて五浦海岸に抜けるお気に入りのルートで度々通りましたから迂回路に不安は有りませんが、途中で降ろされたら人生初体験です。
手前のPAで開通を待つか一旦降りるか相談して、降りるのも経験、ってことで進みましたら、折り良く開通。

オンボードで高速700km無給油はムリと出ました。
24時間営業を止めた中郷SAのJOMOで給油している内に通行止め渋滞も解消。
流石に19時を廻ると腹が減って来ます。
友部SAに寄るとレストランは行列。
軽食コーナーで豚生姜焼丼を戴きました。

第3走行帯を90kmphで走る不心得な小型車に追尾して左にどけて渋滞を解消してから第2走行帯を安全運転で快走。
三郷JCTから外環に乗り換えてFさんは草加、こちらは久々に川口東で降りて2130時に無事入庫。
675km疲れは有りませんが、HONDAが言うようにVFR1200Fで600kmランチしたら、パッセンジャーきっと晩御飯作るのイヤになっちゃいますね。
日本はワインディングが多くてホンと楽しめますが、渋滞が有るので気楽に走れるのは400km位迄でしょうか。

2010/04/24

2010/4/24 GLADIUSとVMAX

2010/4/24
彩遊MotoClubの大先輩が、チョッと気が早いかなという国道最高標高地点渋峠越えツーリングを企画されました。
積雪閉鎖なら引き返せば良いかな、というノリで同行を申し出たのですけれど、案の定夜半から氷点下で降雪有りタイヤチェン必携となり延期。
代わりに温暖な房総に誘いましたがテンション下がってしまわれたようでお付き合い戴けないことに。

で、試乗会に行くことにしました。
川重はER6f以外全車種制覇しましたし、明日は本田が待っています。
山葉と鈴木はシステム的に気軽に試乗出来ないので試乗車というものに乗ったことが有りませんでした。
ネットで検索したら茅ヶ崎でグラディウスキャラバン、というのが有ります。
下高井戸でVMAXの店頭試乗、というのが有ります。
拙宅からそのまま結ぶと全く面白くないので、茅ヶ崎でグラディウスに乗って箱根を越えて国道20号に出ることにしました。

検索している間に時間は流れ、出発が10時になってしまったので首都高は大渋滞、仕方なく122環8経由で東名厚木まで、茅ヶ崎の株式会社梅田モータース「ユーメディア湘南」に着いたのは12時頃。
試乗11時スタートで本日8人目でしたが、昼休みを挟んで13時再開と言われて、ンじゃ遠慮しとく…
そう仰らずに折角だから乗ってって下さいよ…って先導にひとり昼休みを犠牲にして戴くことに。
結構な距離を走りました。

GLADIUS

Vツインなので低速トルクが厚いかと思いきや、400mL6速で41kw55ps/11krpm搾り出すだけあって発進には気を遣います。
先導さまごめんなさいして車線内スラロームしたり、左折で先導さま先に行って戴いて横断自転車に道を譲って3速9krpmまで出してみましたが、車重が軽い分だけ切れ込みが早いかな、という位で、音と振動の他これといった特色が感じられません。
乾燥路面で前後ABS利くまでガツンとブレーキ掛けてみましたが、違和感は有りません。
制動距離もあまり伸びないようでABSは良く出来ているんじゃないでしょうか。
デザインは個性的でカッコは良いです。
大きなアナログタコメーターとデジタルスピードメーターにシフトインジケーターはとても見易いですが、乗り味にDucatiMonster400みたいな癖を期待してはいけませんね。

峠に持って行ってガバッと開けてみたりオーバースピードで下りコーナーに飛び込んでABS利かせてみたい気はしますが、試乗で直ぐセカンドに買いたいっていう感じではありません。
キャンギャルとお会いすることなくアンケートに答えて帰って来ましたが、同店限定用品1万円クーポン貰っても拙宅から80kmも離れた店で買えっちゅうのか?って遠慮しました。
舞台式トランポにカットモデル積んで話題性は有りますが、同じ公道走らせるならBMWの神奈川静岡ディーラーみたいに大観山に10台持ち込むとかの方がインパクト有るし良さが判るので購買意欲掻き立てるんじゃないですか、ってことで。

真っ直ぐ下高井戸に向かっては面白くないので、箱根を越えることにしたのですが、西湘バイパスで小田原まで、この頃から雨が落ちて来ました。
電光表示に「神奈川西部雷注意報」と出ましたが、未だ空が黒くなかったのでそのまま快走。
湯河原のコンビニでオレンジジュースを買って血糖値を上げ、YSP杉並南に予約の電話を入れてから椿ラインを登ります。
急に冷えオンボードで4℃。
いつもなら走り屋さんがたむろしている公衆トイレのあるヘアピンには1台も居ません。
大観山レストハウス周辺は2℃でミゾレでした。
サッサと芦ノ湖まで下りたいのですが心なしかズルっと来ます。
凍結路で転ぶのはR1200Rで懲りているので、出来るだけ寝かせずハングオンして法定速度遵守。
芦ノ湖北畔から乙女峠に向かう道すがら、白い雨具に身を包んだおまわりさんが辻立ちしてました。

当初予定は御殿場から旧道で山中湖に抜けて道志道経由相模湖、20号大垂水峠越え、高速に乗っても八王子から高井戸まで、って楽しいルートを考えてましたが、まだ日が高いのに渋滞して時間読み違い、東富士五湖道路中央道で高井戸まで。

VMAX
試乗ルートは20号を中央道高井戸出口まで行ってUターン、店を右に見て次をUターン。
試乗者の自由にさせて怪我でもされたら、ってことで有り難いことに10分間程スクーターで先導して戴いて感触を掴みました。
車重はフル装備のGS-A並みですが低重心なので軽く感じます。
殿様乗りでハンドルが遠い感じでボテ腹がキツいです(笑
V型で1.8L有る割りに低速トルクが薄い感じがしました。
発進には気を遣います。
車線内スラロームしてみましたが、ホンとは充分ステップが高いのにイメージ的に直ぐバンクセンサを擦りそうで、あまり寝かせませんでした。
2度目の進路変更でフル角Uターンしてみましたが、1速アイドリングでストールしそうになって慌てて半クラッチにして立て直しました。
イメージ的には1速で僅かにスロットル開けてリアブレーキ当てて、ゴゴゴゴ言いながら野太いトルクでグイっと廻る感じでしたが、5速ミッションにそこまで期待してはいけないようです。
前のVMAXは曲がらない止まらないのジャジャ馬だったそうで比較のしようは無いですが、最近あらゆるタイプのバイクを試乗して即それなりに乗れるようになっている体にもコツを掴むまで暫くかかります。
高速コーナー連続のツーリングなら良いですが、タイトコーナーを楽しく廻るというのは難しい。
旧タイプで青梅街道大菩薩峠を越えて着いて来たつわものがいましたが、ホンと尊敬します。
乗り手と場所を選ぶバイクだと思います。
あれを乗りこなしたらその喜びは如何ばかりかと。
あ、縦置きV型1.8Lのジャイロ効果はとてつもないらしくスタンディングスティルは楽々、信号待ちで足を出すの忘れて立ちゴケ心配になる位です。
シフトインジケーターがタンクの上に有ったりしてメーターパネルのデザインも好みが分かれますね。

ディーラーMCに寄って、BMWって乗り手を選ばないホンと良く出来たバイクだよね、ってことで。

2010/04/18

2010/4/18 美談

2010/4/18

ディーラーMotorradCentral主催の房総ツーリングに行って来ました。
8時湾岸幕張PA集合だったのですが、ディーラー顧客で最も若いSIさんから一緒に首都高走りたい、ってお誘いが有りましたので、早めに川口PAで待ち合わせて山手トンネルから出来立ての大橋JCT渋谷線経由でC1内回りを3周して東京タワーを堪能、レインボウブリッヂを経て習志野ICを定刻に通過。
出発が8時30分だったのですが殆どの参加者が既に集まってました。

お決まりのルートで丘陵地帯を経て鋸南町「保田漁協直営ばんや」にて昼食。
食べ切れない程の料理の話は別として、居合わせた紳士から美談を戴きました。
還暦祝いにF650GSを娘さんからプレゼントされたんだそうです。
「死んだら困るからバイク降りて!」って話は良く訊きますが「これからバイク愉しんで若々しく居てね」ってのはホンとに素敵な話ですね。

15年程前までは北海道ツーリングなさったりバイク歴は短くないとのことでしたが、当のお父上に内緒でディーラー店長と相談してリターンバイクをF650GSになさるところが心憎い。
軽くて速くて視線が高い、ってのが勧めた理由なんでしょうが、取り回しが面倒でガレージに入れっ放しにならない配慮が有りますね。

鴨川の土産物店で声を掛けてこられた観光バスのドライバーさんK1300GTお買い上げ!
停まっていたK1200GTを見てひと目で惚れ込んでしまわれたそうです。

長い休憩後に解散地点まで走るルートでワンダーリッヒのビキニカウルも美麗なR1200Rの紳士がヘアピンに切れ込み過ぎて縁石を乗り越してしまわれ、フロントが舗装路面リアが雑草の上で左シリンダ接地。
腹側を拝見しましたが、GS-A用シリンダヘッドプロテクタに引っ掻き傷が付いただけでオイルパンも無傷。
フロントアクスル下面にザラツキが有ったのでブレーキローターが当ってないか心配にはなりましたが、遠眼で見たら転倒痕無し。
GSならそのまま駆け抜けちゃう場所でしたが、最低地上高が低いので一瞬躊躇なさったんでしょう。
股下で倒したような格好になっただけでお怪我も無くて不幸中の幸いでした。

走り慣れたモンには楽しいルートでしたけど、今回は650のスクーターの女性もいらしてましたし、件のリターン紳士も。
地図で見れば色付き県道ですが路面は荒れていてチョッとキツかったかも知れません。
南北東西に1本移せば高速コーナー連続の整備された道も有り、参加者確定してから当日ルート変更する配慮が有っても良かったように思います。

そんなこんなで初対面の方々とも話が弾み、細かいトラブルは有りましたが大過なく楽しい時を過ごしました。
帰りはアクアライン全線渋滞で繋がっていたのには閉口しましたが、3段シート旧車会の方々の爆音で車線を空けて戴いたお蔭で思いの他安全に早くディーラーMCに帰着。
首都高の渋滞を避けて辰巳箱崎向島線を経由しましたが、途中で件の観光バスと遭遇。
更に先に家路につかれたK1200Sの女性とも鹿浜橋まで暫くご一緒することとなり…
K1200Rは前衛的で尖ったデザインですけどSの流れるようなカウルは女性にも似合いますね。
ご来店のお客様相手にオプションパーツの相談に乗って差し上げたりしまして、20時過ぎの帰宅となりました。

それにしても20台オーバーのマスツーリングって走ってる方は楽しいですけど、総延長500m位になることも有りますし周りにはホンと迷惑ですね。
先導車3台位仕立ててチームを分けて3分間隔スタートしても良い位に思いました。
先頭走りたい人はお客の中にも居るでしょうに。
私?毎度のことながらシンガリを務めました。
後ろから迫って来る車に配慮したり、行き交うライダーに大きく手を振って挨拶したり、旧き善き伝統を護ります(笑

2010/04/17

2010/4/17 八重洲でガッカリ

2010/4/17

未明からの雪は昼過ぎまで拙宅周辺に融けずに残っていました。
BMW Motorrad Japanのホームページに、BMW JAPAN本社八重洲ショウルームBMW Group Studioにニューモデルが5銘柄展示されていると有ったので15時頃に行ってみました。
って皇居前までは快走だったんですけど...

ビルに着いたら駐車場係に門前払い喰らっちゃいました。
4輪駐車場は2輪じゃゲートが反応しないし、チャチなバイクに4輪のスペース割いてられないんですって!
業者搬入口の脇でも良いから停めさせてくれれば良いのに...。
東京駅前じゃ短時間でも歩道に路駐出来る筈もナシ、前の第一走行帯はタクシープールになってるし。

見に来てねって誘われて、行ったらビルに近付けもしない、って悲しい。
2日続けてガッカリ(凹

「けいそくせいぎ」ょに寄って追加電装パーツの設営相談して、ディーラーMCに寄って...首都圏で100km。
渋滞は疲れる。
車線変更でフレームがよじれるのが判る。
6万km点検で増し締めして貰おう。

アルピンホワイトF800Rの納車に遭遇。
多勢に見送られて緊張した様子だったけれど、駐車場出るまでに人馬一体になった様で感心。
Odo7kmで車道に出るのにパワースライドなんかしない。

それにしても若いお客が増えるのは喜ばしい。
おじさん連中のツーリングに付き合ってくれると良いのだけれど...。

2010/04/16

2010/4/16 KYBドライブレコーダー装着

2010/4/16
KYBにはホンとガッカリ!

自動二輪電装カスタム専門店「けいそくせいぎょ」に昨年末から注文していたカヤバ工業製ドライブレコーダー「クルマメ バイカム/DRE-200」を取り付けて貰いに行って来ました。
Gセンサ内臓で、事故ると衝撃を受けた時点から遡って画像を記録固定してくれるという。
事故記録もさることながら、コーナーリング中の横Gや加速制動の前後Gも記録してRiderの癖を把握、ライテク向上に寄与しようって優れものです。
Standard FTM10純正外部スピーカーを右に移設して、ボタン操作し易いよう左側に付けて貰いましたが、相変わらず作業が早くて丁寧です。
やっぱり工賃払ってプロに任せるのが賢明ですね。

帰宅して関連ソフトをダウンロードしようとKYBのサイトに行ったら、上代32%引きキャンペーン中!
事前に注文していた訳で、笑い飛ばすしかありません(凹
それにしても下代がメーカー希望小売価格の95%だったのに、そのメーカーが上代を32%11740円値引きしちゃう、って当初の価格設定が不適切だったんじゃないかと疑いたくなりますね。

それは別として近々R12GS-Aなのに?サーキットに持ち込んでタイヤのエッヂをめくって来るので楽しみです。

2010/04/13

2010/4/11 日帰りお伊勢参り…s/oドライアイで死に掛けました

2010/4/11
思い立って千km日帰りお伊勢参りに行くことにしました。
前日に日光昼食286km走ってましたし、夜通し1200kmが最長でしたから走行距離更新になります。
って伊勢神宮詣では口実で、川崎重工の試乗会が鈴鹿ツインサーキットで有るので、三重行って伊勢に行かないのはねぇ位です。
八百万の神様ごめんなさい。

前夜帰宅して仮眠しようとしたのですが、折り悪く階上の住人が土曜の晩ということもあってやかましくて眠れませんでした。
体を横たえて眼を閉じていたので疲れは取れましたが、余計に頭がボーっとしてます。
シャキッっとしないと死にますよね。
ジュースで血糖値を上げてもエンヂン掛かりません。
開会に間に合わなくても良いや、って割り切って土佐文旦を食べたら、剥くのに手間取って出発が0130時になってしまいました。

長旅の目的のひとつに後輪のContiTrailAttackを減らす、ってのがありますから東名は避けて中央高速を行きます。
夜風を浴びて脳を活性化しようと首都高を大廻り、山手トンネルでショートカットせず東京スカイツリーを左手に見て向島線から中央環状を外回り。
13℃の石川PAでウェア上下繋いで防寒。

中央道快調。
土日とは言え物流車が殆ど無くで不況を実感します。
11℃の双葉SA。
談合坂と甲府盆地の冷えを警戒しましたが、
曇らしく放射冷却なく、割に暖かです。
走行中最低8℃でした。

走り出すと暴走車が入れ替わり立ち代り現れます。
150で走る車に暫くついて行きましたが、80kmph規制されていましたし、旅の主目的は無事に帰ることですから130を超さないようにしました。
昔、ここは80位じゃないと危ないな、と思った赤色警告燈敷設コーナーを抜けたら休憩しようと思って走りましたが、行けども行けどもタイトコーナーが現れません。
結局フロントのゾウさん削ることもなくボーっと快走で中央道終了。

休憩のタイミングを逸して双葉SAから300kmノンストップで開会1時間前に鈴鹿ツインサーキットに着いてしまいました。
名古屋市内では、現地でこんな雨が続いたら試乗会中止だろうなっていう土砂降りに遭い、JCTコーナーのジョイントでフロントを持って行かれましたが、いつもどおり滑るに任せて転ばず立ち直りました。
幸い現地は雨上がりで時折お天道様が顔を出し、路面が乾いて行くのが判りました。

4輪の客は別として一番乗りはHONDAに乗る奈良と三重のおふたりで、小生は5人目でした。
開場直前になっても行列は伸びず、こんなんじゃ午前中に全車種乗れちゃうんじゃないの、と逆に主催者が心配になる程。

ZX6R
朝一番なので尖ったモデルはどうかと思いましたが、中央道のコーナーを無難に下って来た後なので無理せず乗ることにしました。
最後尾に並んでいたのが幸い、じわりじわりと後退して一気に右手首を返してみましたが、気持ち良く加速、ウィリーもテールスライドもしません。
ブレーキ当てながらコーナーに入りましたが不安なく、ホームストレートに向かってフル加速、追い越し禁止ってことで前のZX10Rのケツに向けて急減速、大きく左に振ってから右コーナーに入りました。
スーパースポーツでスピード出すの久しぶりってことで遠慮して走りましたが、僅か2周でこのバイクの血沸き肉踊る楽しさが判りました。

ZX10R
続けて乗ることが出来ました。
こっちは手首を返すと跳ぶんじゃないかと思う加速。
ブレーキが利くから怖くはありませんが、転ぶ訳にいかないので無理は出来ません。

6の方が廻せて楽しいです。
当たり前ですね。
DAEGは1時間30分待ち。
空いてるバイクが沢山有るのに2枚目は午後券を買ってしまったので乗れません。

1時間以上待ち時間が有ったので出店のヤキソバを買ってトップケースをテーブルにして食べました。
過日の富士宮ヤキソバより余程旨かった。
腹が減っていたというだけでなく、麺の表面がソースでベタ付かずしかし適度にしっとりサラッとしていて食感が良いのです。
若いあんちゃんが焼いてましたが侮れません。

それから愛馬をベンチ代わりにしてtwitterで呟いてたら川重の関係者が挨拶に見えました。
現地に居たらバレバレですね。

ZRX1200DAEG
ようやくです。
発進直後ブレーキでテールを流しました。
挙動が判り易いので不安はありません。
先導プロライダーのZ1000にDAEGで追いすがったのでブレーキが効かずにホームストレート看板からコーナー入り口まで後輪ハーフロック、GSでダート走ってる時の癖が出ます。
キャキャキャキャって音が続いたのでスタッフの方が焦ったかも知れません。

直前に乗ったのが10Rで同じ感覚でブレーキ掛けたのが間違いでした。
テールスライドは想定範囲内、ですがタイヤも比べ物にならない位グリップ低い訳で、もう少し慎重に乗るべきでした。

昼休みは午前から来ていた方々が次々帰って行きます。
ピレリジャパンの営業担当者からMetzelerKarooは在庫僅少だと訊いて早速ディーラーMCに発注。
地アイドルのショウも開催されてましたが、KAWASAKI乗りがネットで知り合ってオフ会ツーリングしてる仲間と知り合ってガソリンのクラスター分解だのマフラーだのタイヤだの話に華を咲かせました。
気さくな人たちが近くにいて幸いでした。
午後件の引き換えに並び、1400GTRの予約表を見たら2時間待ちでした。
仕方なく30分待ちで乗れるアメリカンに。

VULCAN900Classic
バンク角はどんなものかと、先導者が後続を気にして徐行なさってるんでレーンの幅いっぱいにスラロームしてみましたら簡単に左右のステッププレートをカリカリ。
それからコーナーはリーンインでバイクは寝かさず。
これは面白くない。
広大な大陸を真っ直ぐに走るためのバイクですね。
ブレーキが利くだけハーレーより良いですが、ただでくれても直ぐに売りに出します。

Z1000
主催者の配慮で先導車にしていたZ1000も試乗車に、お蔭で乗れました。
郡山試乗会で乗って楽しいのは判ってましたが、サーキットでレーンいっぱいに使ってスラロームすると更に良さが判ります。
1番人気なのは当然ですね。

1400GTR
ダメ元で予約カウンターに行ってみたら係員のご配慮で乗れました。
ありがとうございます。
ZZR1400より1400GTRの方が乗り易いかも、と郡山試乗会で思いましたがサーキットでレーンいっぱいにスラロームして寝かしてみると直ぐステップを擦ります。
あの車重で振り廻せるってことは良いバイクってことですが、R1200RTより車高が低い分バンク角は浅いかも知れません。
だけど楽しいのはZZR1400ってことになりますね。

主催者に御礼twitter送信して会場を後に。
津ICから伊勢道に乗って先ずは外宮へ。

拝観時間終了でしたが、元々伴天連ですから一の鳥居の外から日の本の明日を願って内宮へ。
ナビがへまして参道ど真ん中、車輌通行止めが解除されたばかりで人の溢れかえる路地を走るのもどうかと思って十字路でUターン。
一の鳥居に戻ってまたお祈りして終了。

広い駐車場を探したら「赤福」の茶屋を見つけました。
ZZR1400に乗る親友が赤福好きなんですけど箱売り土産は既に売り切れ、でもその場で食べさせて貰えました。
ん?っていう器に乗った3つでしたが、接客係の女性の立ち居振る舞いに無駄が無くて好感。
五十鈴茶屋」で筍飯を喰ったのですが思いの外旨くて嬉しい誤算でした。

20℃を切る様子だったので、サーキットで外していたスーツのインナーライナーを装着、軽く寒冷仕様にしてバイクを出すと、間も無くガス欠でインジケーターが棒引きになっています。
32L給油でした。
未明の100超え3時間で少し燃料消費率が誤算されたようです。

いよいよあとは無事に帰るだけ。
高速に乗って覆面PC遣り過ごし30分で少し眠くなったので早速SAに入って渋滞を前に休憩することにしました。
眼を閉じて全身虚脱しリラックスすること15分、そのあとtwitterに書き込むと頭がスッキリします。
半端に仮眠すると動きが鈍くなりますが、文章を書くと脳が活性化されるからでしょうか。

伊勢道亀山JCT四日市JCT間も東名豊田JCT岡崎IC間もネクスコ中日本が仕組んだ渋滞でした。
風も降雨も無しで50kmph制限して「速度低下注意」表示出すと生真面目な人は50で走ります。
経済損失大きいですね。

東名赤塚PAで休憩。
初めて走った伊勢湾岸道はとても巧く車線別速度制限50・80・100が奏功して良く流れてました。
数少ない物流車が80で流してるので105kmph出すと跳ばしてる気になります(笑
エコで良いですが、昔トラック群が105で流してたのは105がストレスなく走れるからだと訊いたことがあります。
途中路肩に停まって雨具を着込んでいる一団に遭遇。
危ないですね。
高速道路走行には雨具不要の防水ウェア着用を義務付けても良い、位に思いました。
ホンとStreetGuard3は楽です。
東名愛鷹PAで休憩。
御殿場越えに備えてグローブを換え防寒装備に。

丁度0時を廻った頃、桜吹雪を浴びて甘い香りを感じて直ぐに涙が溢れて来て眼が痛くなり、右眼左眼と順に瞼を開けられなくなりました。
105で第2走行帯を流していたので薄眼を開けて前走車のテールランプと左後方のヘッドランプを目安に左に寄せました。
路肩のガードレールが見えて停めましたが、第3走行帯を走っていたら、御殿場IC周辺の直線でなかったら今頃棺桶に入っていたかも。
念のため110番に電話して、周辺地域の劇物ガス漏出の有無について確認し、走行中のタンクローリーから気化したガスかも知れないってことになりました。
発進出来ないようなら救急車を廻そうかと言ってくれましたが様子を看ることに。
10分間程多量に涙を流したら眼を開けられるようになったので発進。
路肩で救出を待つ故障車が多い日でしたが、まさか自分の身に降り掛かるとは。

相変わらず眼は痛かったですが、右眼をいたわりつつ左眼主体で走りました。
下りコーナーも無事に通過、途中休憩も考えましたが、また見えなくなった時の左寄せを考えつつ家路を急ぎました。
首都高に入って右車線から大橋JCTへ、右スパイラルで下るのは普段ならなんてことありませんが、利き眼に不安が有るとキツイですね。
コーナーの先を見てれば良いだけなのですが、気を緩めると膨らみます。
一度前足で路側のエンボス車線を踏みました。

山手トンネルからは順調でした。
交通量も殆どなく、何とか無事に帰着、丁度24時間で1051km走破。
早速親友の眼科医にメールで尋ねたら当直中で直ぐに返信が来ました。
運転に集中すると瞬きが減ってドライアイになり角膜糜爛に至ったんじゃないかと。
前日は日光で花粉飛散量が年々増えているらしい杉並木を通り、サーキットでも伊勢でも花粉を浴びて角膜が傷付いていたのでしょう、御殿場の冷気を浴びて限界を超えたのだと思います。

何にしても無事で帰着出来て良かった。
ドライアイで命を落とす可能性もあるのを実感しました。

2010/04/12

2010/4/10 日光の奇縁

twitterは凄いです。
小池百合子議員が選挙の応援演説に日光に行かれるって呟いたのに返信したのが、ひょんなことから距離を伸ばすこととなりました。

先日会津若松からの帰りに例幣使街道を下って、ホンと杉が元気ないなと思ったのを「エコ百合」をハンネになさる議員に伝えようと思って「バイパスを作って100年間位内燃機関車輌通行止めにしないと滅びる」って送ったんです。

奇しくも20歳で初めて買ったTLR200の馴らし運転で走ったのが例幣使街道。
25年以上経た訳ですが、あの時の杉が発するphytoncideなのか清清しさが、今は全く感じられません。
あの時は、バイクで風を受けて走るってのはこういうことか、って感動したのを今でも鮮明に憶えていますけれど、今では花粉を撒き散らすだけで朽ちて年々伐採が進んでいます。

それを下今市駅前でCafe'&'Bar「珈茶話」の店主がfollowして下さって、ツーリングで時間が合えば行きますよ、って返信したんですが、ホームページを見ていたら行きたくなって、翌日に日帰りお伊勢参りを予定していたけれど千kmも1300kmもたいして変わらんな、と行くことにしました。

東北道で鹿沼ICへ。
材木町を抜け鹿沼環状線を経て、丁度杉並木が始まる辺りから国道121例幣使街道を快走。
日光街道に出たら店は直ぐです。
溜め池に日光連山の伏流水を流して冬の寒さで凍結、切り出して氷室で保存される「日光天然氷」を扱っていました。
水が凍る時は不純物が濃縮して行きます、純水が凍って行くに連れて未だ凍っていない水に不純物が集まる訳ですね。
水道水を極々ゆっくり凍らせる「氷屋の氷」はこの精錬の如き不純物除去を冷凍庫で行なっている訳で、澄んでいますが味わいに欠けるのはこのせいです。

日光天然氷は矩形の池に湧水を張って凍るのを待つんですが、店の成せる業でミネラルが適度に残っています。
ただ待つようですが、雪が降れば空気中の浮遊物を呼び込むので除雪、切り出したら竹レールを滑らせて氷室に運び大鋸屑で丁寧に覆って保冷。
翌年までもたせるには相当な労力を要します。
この氷そうそう口にする機会は無かったんですが、奇縁ですね。
ハンバーグランチを食べて、チーズケーキとブラジルコーヒー、話が弾んでウバティーを戴きました。
オーナーは油に乗って転倒、怪我は無かったものの肌着の破れを家族に見つかって反対され、バイクを降りたそうです。
若旦那は最近乗る機会が減ったのでW650を手放したとか。
栃木も日光市など山側は冷えますからバイクシーズンは短いですんで仕方ないことですね。
居心地が良かったので3時間滞在となりました。

店を出たのが15時過ぎだったので観光シーズンならバイクで通るのも諦める程渋滞する日光街道で東照宮前まで。
国道122で足尾を抜けて、草木湖畔の貧乏神疫病神除け神社に寄ったら扉が閉まっていました。
賽銭泥棒でも有ったのでしょうか。

国道50号で東へ。
佐野藤岡から東北道で南下、ディーラーMCに寄って5月の袖ヶ浦サーキットミーティング参加申し込みを済ませました。
常連のY氏が草津辺りにツーリングしたいと仰せになるのですが、ルートはどこが良いでしょうね。

給油して帰宅、286km走りました。
わざわざお越し下さって、言われましたけど、たいした距離じゃありません。
R1200RTを意識して造られたとみられるHONDAのVFR1200Fは『ランチは300km先の高原ホテルで』が開発コンセプトだったそうですけれど、600km走るって1日仕事ですよね(笑
相当自信あるようですが、RTの疲れない装備は凄いですから、どれだけ迫ってるか試乗してみたいもんです。
仮眠して、いよいよ千km日帰りお伊勢参りです。

2010/04/05

2010/4/04 KAWASAKI BMW試乗三昧

2010/4/04 試乗三昧

twitterで川重の担当者から勧められ、郡山の中央総合自動車学校で開催される試乗会に行って来ました。
08時に拙宅を出て直ぐに東北道に乗り、寒いってんでPAでベンチレーション閉めてウェア上下繋いで防寒。
一気に郡山南ICまで快走し32L給油して現地入りは開会直前、快晴にもかかわらず未だ気温はひと桁でした。

かじかんだ手で受付の申込書に必要事項を記入し、3種500円の保険料でしょうか納めてバイクの前に移動。
大型6種で先に5人受付を済まされたので空いているバイク、最初はZZR1400。親友の愛馬です。余程縁が有ります。

「ウィリーしたり激しいコーナーリングしてるの見つけたら即乗車停止にしますからねっ!」と訓示を受けてから跨ってエンヂン始動。
たまたま先導車の次に並んでいたので即追走。
ラッキーでした。
後ろがどんどん遅れて来ます。
周回遅れにしてしまうところでした。

外周コースを3周するだけ?ってチョッとばかり残念でしたが、スタートして直ぐ右右右左右に左に車線変更してS字を抜けて出発点へ、S字に突入する時と、ホームストレート?から左に車線変更して直ぐ右コーナーに入る処で結構楽しめました。

ZZR1400
出力特性を変えて来たのでしょうか。
初年式よりずっと乗り易くなってました。

ハイ終了って基点のパイロンに寄せて停めたら、後ろでグワシャーンGTRお腹をこちらに向けています。
どういう転び方してるんでしょ!って起こすの手伝って、左側に立ってたんで基点まで押してあげました。
重っ!って愛馬よりは軽いですけどね。
右から見たらミラー・フロントカウル・ステップ・マフラー・パニアケース全面焼き!
立ちゴケ1回でザッと修理費70万円かしら?
パニアに保護シート貼ってある程のド新車でしたから、どなたが負担なさるのか判りませんが全く気の毒ですわ。

でも試乗した方、小柄で車重に負けそうって見た目で判る位ですから、乗り降り介助しても罰は当りませんでしたよね。

ER6n
実はこれに乗りたくて郡山まで遠征しました。
軽々自転車感覚。
排気量有るんで俊足。
フロントフォーク立ってるのと、ZZR1400の後だったので腰入れ過ぎて切れ込んでS字で接輪しそうになりました。
ビカビカの新車でフロントブレーキが全く利かなくて、慌てて後輪ロックしてリアサス暴れさせて自発的ポンピングブレーキで減速しました。
モタードじゃあるまいし!メーカーさんごめんなさい。



Z1000
午後は存じませんが午前一番人気でした。
2種類乗り終えると行列が出来ていてZX10Rなんぞ「お乗りになる方いらっしゃいませんか?」ってトンガッタ銘柄は不人気かもって具合なのに、いきなり10人待ち。
あれこれ「すぐ乗れますよ」コールされるのですが、列を離れると午前中に乗れなくなりそうな勢いで我慢です。
Z1000めっちゃ楽しいです。
フォークが立ってて峠専用かと思いきや平らなコーナーでも片手でカメラマンにピース出しながらS字に突入出来ます。
適度なパワーと素晴らしい足周りの成せる技ですね。
東京モーターサイクルショウで、カッコ良さも抜きん出てるって友達と合意に達しましたが、乗り味も抜群でした。

250TR
待ちが長いので250TR乗りましたが、発進したら停止まで片手で、シフトも回転合わせて極楽でした。
昔乗ってたTWより出来が良い感じ。
オーソドックスなデザインで、これといった特色は有りませんが、入門車としては優等生だと思います。
偉そうに!ってご容赦を(笑
終了ってレーンでスタンディングスティルしてたら誘導担当者が寄って来ます。
左手で右前を指してモタードでコケそうになってる人助けなきゃ!って叫んでも気付きません。
足の届かない人がママチャリ乗りで発進したんですから、跨ったままで停止したら倒さずに降りられる筈有りませんよね。
倒したら直せば良いや位に思ってるんでしょうか?

1400GTR
傷だらけの可哀想なGTR、センタースタンド立てて跨ってみましたが、ZZRの亜型とは言えライポジも全く違い、電動可変スクリーンだのインテリジェンスキーだのシャフトドライブだので圧倒的に重いので多少不安でした。
ところが走り出してみると軽い軽い!
シャフトドライブに慣れているからか判りませんが、全く違和感無く寝かせます。
車重のお蔭かトルクもマイルドで挙動が素直です。
友達は「バイクは軽ければ軽い程良い」言いますが、この重さが快適、ってことも有りますね。


ZX10R
初年式で無謀にも峠を攻めたので乗らずに帰ろうかと思いましたが、丁度昼食休憩の直前に希望者が居なくて乗れました。
これも初年式より圧倒的に乗り易くなってました。
2速でノッキングしながらもS字から立ち上がるし、1速ドロドロでもハングオンで綺麗に旋回します。
ブレーキの利きもピカイチだし、乗り手を選ばないスーパースポーツですね。
下手レの腕を助けてくれるバイクなので調子に乗ると死んじゃうかも、ってこと位ですね難点は(笑


厠をお借りした時の自動車学校の職員皆様応対も丁寧で快適に試乗することが出来、鄭重に御礼申し上げて現地を後にしました。
県道6号(猪苗代の湖南道路)を西へ、標高が上がるにつれまたまた気温はひと桁に。
ナビの縮尺を変えていたのでヘアピン2箇所が直線表示になってしまってガードレールとお友達になりかけましたが、快晴快走。
国道294から会津若松にショートカットしようと思って県道374に入ったら除雪が完了していないのでしょう通行止めでした。
引き返して北を大廻りしたお蔭で県道64号の下りワインディングで会津若松市の遠景を楽しめました。
国道118の「水戸200km」を見つつ昼食ソースカツ丼目当ての「むらい」へ。
車庫入れのポルシェを待たず、隣から敷地境界ブロックを乗り越えて店脇にぶっ込みました。
GSって便利です(笑

巨大なカツの喰い過ぎで苦しいのですが、南の空が黒変して来たので先を急ぎます。
国道118と121を乗り継ぎ五十里湖の翠に眼を奪われて強風の中Uターンして記念写真。
湯西川廻って土呂部から霧降高原越えて日光に出ようと考えてましたが、県道249に曲がる手前気温5℃で雨が降って来たので上は雪と大人の判断をして川治・鬼怒川・今市・例幣使街道の杉並木を抜けて鹿沼に出ました。

鹿沼ICから東北道に乗って直ぐ渋滞。
故障車1台、2台事故1箇所。
その先は毎度の自然渋滞です。
120kmphでスラロームして先頭車両に行き着いたら第3走行帯を70kmph位で走ってるおじいさまが皆左から抜いて行くので左に戻れずにいるようでした。
車線毎に左から80・100・120kmphに制限速度を設定して、ゆっくり走りたい人は左車線を守るように仕向けたら渋滞減ると思いますが如何ですかね。

浦和ICで降りてディーラーMCに直行。
納車前のトリコロールカラー車だけじゃなくて、なんだかビカビカの新車が試乗車になってます。
Motorrad Japanから借りたとかで走行2000km出てましたから少しは廻せます。

S1000RR
いきなりフル角Uターンでお向かいのHONDA店にお披露目。
ZX10Rはタンクに前腕の逃げが作ってあるのですが、S1000RRはハングオンして走るのが前提のようで、腕を立ててフル角切ると手首がタンクに当ってスロットル戻っちゃいます。
あわや右転倒かってんで地球を蹴ってリカバリしました。
1周1kmのタイトコーナー連続三角州をグルグル廻って慣れて来たら、シフトアップアシストミッションフル活用で加速、ABS効かせながら交差点に入って左折、わざと濡れたマンホールに乗ってトラクションコントロール効かせてテールスライド。
シフトアップアシストはK1300シリーズに組まれたものと大差無いのでしょうが、車重が圧倒的に軽い分スロットル一定で小気味良く作動しました。
剥き身のバイクとしての乗り味はZX10Rの方が良い気がしますけど、こういう他には無い装備がフルに着いてるとS1000RR楽し~ってなっちゃいますね。
頑張れ国産!

GarminZumo660カーナビはクレイドルの小さいホンダ純正を買うことにした旨店長にお伝えして、BMW BIKES買って帰りました。