2010/04/24

2010/4/24 GLADIUSとVMAX

2010/4/24
彩遊MotoClubの大先輩が、チョッと気が早いかなという国道最高標高地点渋峠越えツーリングを企画されました。
積雪閉鎖なら引き返せば良いかな、というノリで同行を申し出たのですけれど、案の定夜半から氷点下で降雪有りタイヤチェン必携となり延期。
代わりに温暖な房総に誘いましたがテンション下がってしまわれたようでお付き合い戴けないことに。

で、試乗会に行くことにしました。
川重はER6f以外全車種制覇しましたし、明日は本田が待っています。
山葉と鈴木はシステム的に気軽に試乗出来ないので試乗車というものに乗ったことが有りませんでした。
ネットで検索したら茅ヶ崎でグラディウスキャラバン、というのが有ります。
下高井戸でVMAXの店頭試乗、というのが有ります。
拙宅からそのまま結ぶと全く面白くないので、茅ヶ崎でグラディウスに乗って箱根を越えて国道20号に出ることにしました。

検索している間に時間は流れ、出発が10時になってしまったので首都高は大渋滞、仕方なく122環8経由で東名厚木まで、茅ヶ崎の株式会社梅田モータース「ユーメディア湘南」に着いたのは12時頃。
試乗11時スタートで本日8人目でしたが、昼休みを挟んで13時再開と言われて、ンじゃ遠慮しとく…
そう仰らずに折角だから乗ってって下さいよ…って先導にひとり昼休みを犠牲にして戴くことに。
結構な距離を走りました。

GLADIUS

Vツインなので低速トルクが厚いかと思いきや、400mL6速で41kw55ps/11krpm搾り出すだけあって発進には気を遣います。
先導さまごめんなさいして車線内スラロームしたり、左折で先導さま先に行って戴いて横断自転車に道を譲って3速9krpmまで出してみましたが、車重が軽い分だけ切れ込みが早いかな、という位で、音と振動の他これといった特色が感じられません。
乾燥路面で前後ABS利くまでガツンとブレーキ掛けてみましたが、違和感は有りません。
制動距離もあまり伸びないようでABSは良く出来ているんじゃないでしょうか。
デザインは個性的でカッコは良いです。
大きなアナログタコメーターとデジタルスピードメーターにシフトインジケーターはとても見易いですが、乗り味にDucatiMonster400みたいな癖を期待してはいけませんね。

峠に持って行ってガバッと開けてみたりオーバースピードで下りコーナーに飛び込んでABS利かせてみたい気はしますが、試乗で直ぐセカンドに買いたいっていう感じではありません。
キャンギャルとお会いすることなくアンケートに答えて帰って来ましたが、同店限定用品1万円クーポン貰っても拙宅から80kmも離れた店で買えっちゅうのか?って遠慮しました。
舞台式トランポにカットモデル積んで話題性は有りますが、同じ公道走らせるならBMWの神奈川静岡ディーラーみたいに大観山に10台持ち込むとかの方がインパクト有るし良さが判るので購買意欲掻き立てるんじゃないですか、ってことで。

真っ直ぐ下高井戸に向かっては面白くないので、箱根を越えることにしたのですが、西湘バイパスで小田原まで、この頃から雨が落ちて来ました。
電光表示に「神奈川西部雷注意報」と出ましたが、未だ空が黒くなかったのでそのまま快走。
湯河原のコンビニでオレンジジュースを買って血糖値を上げ、YSP杉並南に予約の電話を入れてから椿ラインを登ります。
急に冷えオンボードで4℃。
いつもなら走り屋さんがたむろしている公衆トイレのあるヘアピンには1台も居ません。
大観山レストハウス周辺は2℃でミゾレでした。
サッサと芦ノ湖まで下りたいのですが心なしかズルっと来ます。
凍結路で転ぶのはR1200Rで懲りているので、出来るだけ寝かせずハングオンして法定速度遵守。
芦ノ湖北畔から乙女峠に向かう道すがら、白い雨具に身を包んだおまわりさんが辻立ちしてました。

当初予定は御殿場から旧道で山中湖に抜けて道志道経由相模湖、20号大垂水峠越え、高速に乗っても八王子から高井戸まで、って楽しいルートを考えてましたが、まだ日が高いのに渋滞して時間読み違い、東富士五湖道路中央道で高井戸まで。

VMAX
試乗ルートは20号を中央道高井戸出口まで行ってUターン、店を右に見て次をUターン。
試乗者の自由にさせて怪我でもされたら、ってことで有り難いことに10分間程スクーターで先導して戴いて感触を掴みました。
車重はフル装備のGS-A並みですが低重心なので軽く感じます。
殿様乗りでハンドルが遠い感じでボテ腹がキツいです(笑
V型で1.8L有る割りに低速トルクが薄い感じがしました。
発進には気を遣います。
車線内スラロームしてみましたが、ホンとは充分ステップが高いのにイメージ的に直ぐバンクセンサを擦りそうで、あまり寝かせませんでした。
2度目の進路変更でフル角Uターンしてみましたが、1速アイドリングでストールしそうになって慌てて半クラッチにして立て直しました。
イメージ的には1速で僅かにスロットル開けてリアブレーキ当てて、ゴゴゴゴ言いながら野太いトルクでグイっと廻る感じでしたが、5速ミッションにそこまで期待してはいけないようです。
前のVMAXは曲がらない止まらないのジャジャ馬だったそうで比較のしようは無いですが、最近あらゆるタイプのバイクを試乗して即それなりに乗れるようになっている体にもコツを掴むまで暫くかかります。
高速コーナー連続のツーリングなら良いですが、タイトコーナーを楽しく廻るというのは難しい。
旧タイプで青梅街道大菩薩峠を越えて着いて来たつわものがいましたが、ホンと尊敬します。
乗り手と場所を選ぶバイクだと思います。
あれを乗りこなしたらその喜びは如何ばかりかと。
あ、縦置きV型1.8Lのジャイロ効果はとてつもないらしくスタンディングスティルは楽々、信号待ちで足を出すの忘れて立ちゴケ心配になる位です。
シフトインジケーターがタンクの上に有ったりしてメーターパネルのデザインも好みが分かれますね。

ディーラーMCに寄って、BMWって乗り手を選ばないホンと良く出来たバイクだよね、ってことで。

2 件のコメント:

r12gsad さんのコメント...

vmaxですか?
BMW意外に試乗したことが無いのですが、低重心で乗りやすいのでしょうかね?
低身長にはAdvは厳しいです。

ViveLaBibendum さんのコメント...

r12gsadさま
コメントありがとうございます。
印象には個人差が有りますが、R12GS-AよりVMAXの方が圧倒的に操るのが難しいです。
足つきは悪くありませんがタンク幅がAdventureの比じゃございませんので、ガバッと股を開いてドッカリ両足をステップに乗せ、然程ハンドル幅は広くありませんが遠くのグリップを掴んで、となるとどのように体重移動したら良いか迷います。
コーナーの出口方向に上半身を預けることも出来ず、致し方なくスクーターのように真横にリーンインしてフル角Uターン出来ましたが、あれを乗りこなすのは背が高くて振り回すのが大変なGSより余程難しいと感じました。
山葉のホームページにもVMAXに関しては試乗イベント案内が有りますので、一度お試しになっては如何でしょうか。
http://www.yamaha-motor.jp/mc/lineup/sportsbike/vmax/purchase/event/index.html
BMWがどんなに乗り易いかを再認識なさると思います。