2010/01/16

2006/9/26 ZX10Rで脳震盪?


2006/9/26
おまわりさんごめんなさい。

この日「最速」を体験することにした。
友曰く加速が凄いZX10Rを、またまたMSLゼファーで借りた。
まだまだ新車に見えたので「制限速度は?」と尋ねたら「馴らし済ませてサーキットで270kmphまで出したから…」初心者にはそんなに出せません、そう思っていた。

路地で超低速走行しようとしたら「ステップが無い?」わけないんだけれど、見た目よりずっとずっとバックステップ。
信号停止でブレーキ踏んでいるのが辛い位に膝がキツい。

関越練馬誘導路でステップの上で立ったり座ったりしてライポジを確認。
バンク角稼ぐには、こんなにバックステップにしなきゃならんのか、とか何でレーサーってセパハンなんだろう、とか色々思いを巡らせても未だ解りません。

加速を体験するには…右後方がクリアになるまで待ってフル加速する、これを繰り返すことにした。
先ずは料金所から、0~200kmphまで10秒位だったような…
PA・SA毎度ピットインのように滑り込んで休憩もせず後方確認。
凄い!と思ったのは100kmphからの加速。
3速で手首を返したら3秒位で200kmph到達、そのままウィリーし始めたのでスロットルを戻したけれどフロントが接地した時のメーター読みが250。
奇跡的に前も後ろも居なかったから落ち着いて対処出来たけれど、あれで前に車が見えていたら、出来ません。
動体視力がついて来ない。
2度試したら頭が痛くなって来ました。

「脳ミソが後ろにずれてヘルメットから取り残される感じがする」って教えられた通り。
レーサーって凄いです。
頸は鍛えられても脳は無理でしょ。
体質的に脳挫傷し難いヒトって居るんでしょうか?
慣れなんですかね。

前橋で降りて霊峰赤城山を南から登頂。
ウェーブで陸酔いした気がしたので、というか加速の脳震盪ででしょう、気分が悪くなったような気がして赤城神社で休憩。
真骨頂はこの後でした。

赤城の北斜面は路面も荒れていて狭く、コーナーもキツイので走り屋さんたちが集まるんですが、直線は別として自分は60kmphがせいぜいだったコーナーで、気持ちよく廻った、と思ったら90出てました。
この時このバイクのライポジの素晴らしさを実感。
切れ込んだステアリングを握った前腕がタンクに、まるでアームレストのように吸い付く。
勝手にヘソがコーナーの内側を向くようにシートが絞ってあって、ブーツがバンクセンサーになって。

こりゃ巧くなった気がしてガードレールとお友達になるヒトが居るの解ります。
着いてたタイヤが素晴らしかったのかスリップダウンしなかったけれど、今考えれば初心者が下りの右タイトコーナーで飛ばし過ぎでしたね。

赤城の北面を大間々まで走ることも考えたけれど、もっとアップダウンしたいと思って片品に出て金精峠に向かいました。
丸沼高原あたりの緩いコーナーも気持ち良かった。
金精峠からの下りも気持ちが乗って。
流石にいろは坂は大人しく下るしかなかったけれど、それでも大廻りする車の内側を抜けたり、アンダーカウル擦るんじゃないかと思うようなところも安定してコーナーリング出来たのには驚き。

宇都宮市内で餃子でも食べて帰ろうと思って国道119号杉並木を快走し、東北道を帰れば良いのに、またまた距離を伸ばしたくなり…今市から塩野室を抜けて氏家、馬頭を経て御殿山から水戸。
いろは坂から小雨、氏家から本降り、水戸から土砂降り、桜土浦以南瀧の雨で5速120kmが限度。
追い越し車線を120kmph程度で走っていたら、左を走るトラックが跳ね上げる水流がタンクの上を越えて肩を洗い、ということが幾度も。
タイチのジャケットは襟足が長くて助かりました。

流石にこんなハイパワーのバイクでハイドロプレーン起こしたら即転倒かと。
それでも100kmphで三郷まで、外環も雨でゼファー前のJOMOでは雑巾でタンクに溜まった水滴を拭ってから給油して返しました。

463.1km最速から低μまで体験出来て感謝の1日でした。
フロントタイヤが跳ね上げた小石がフェンダーで抑え切れずに、フロントフォークを囲うフェアリングの空隙を抜けて顔目掛けて跳んで来たのには焦りました。
Tricker出して貰ったらステップが無い(笑
カラダってバイクに馴染むもんなんですね。

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