2010/03/09

2010/1/09 スポークホイルの振れ取りに妥協

2010/1/09

スポークホイルの振れ取りに妥協です。
取り敢えず両手放しで真っ直ぐ走るようになりました。
ですが120kmph位でハンドルが振れるのは防げませんでした。
ディーラーMCの工場長も仰る通り素人がスポーク調整に手を出すのは危険ですね。

腰の痛みに耐え、フロントだけで延べ30時間程格闘しましたが、収差0.2mmどころか1mm以内に納めるのがやっとでした。
シマノの自転車ホイルもクロススポークですが、リム幅が狭いので思い通りに調整出来ます。
ところがBMW-Motorradのリムは幅広なので左右に振る目的でテンションを掛け抜きすると、外周方向に力が掛かって縦ブレを誘発してしまうのです。

ニップルがヘクスローブ40なので豪快に廻しても大丈夫かと思いきや、1/6回転どころか1/24回転でも大き過ぎる程で、結局ピアノ調律師の如くスポークを爪で弾いてレンチを僅かに動かしながら半音どころか数Hz上げ下げする作業を40本のスポークに徐々に施す、とてつもなく忍耐の要る作業になりました。

スポーク1本折れたままMC拙宅間6kmを走ったのが災いしてかリムが歪んでしまい、リムを振るとハブとスポークがガタガタ音を立てる程に一旦全部のニップルを緩めて、先ずは縦振れなく廻るように徐々にニップルを締めることおよそ千回。
それから左右の振れ取りに部分締め緩め千回。
無理が祟って出た縦振れを取るのに数百回。
また左右振れ取りで千回。
これで良し、と思ったら浦和岩槻間を暴走して振動を体感します。
で、諦めました。

日本で唯一、バイクのスポークホイルの振れ取り専門店
浜松市の「イオ・ホイールサービス」
に出してみようと思います。

拙宅でジャッキアップして前後輪外して送るのがリーズナブルですが、納期が2週間以上というのでちょいと不安、MC工場長に尋ねたら、部品倉庫内で揚げて外してシャッターを閉めておくしかなさそう、とのこと。

そもそもそんなに長期間乗らないのはヘモのオペで入院していた正月位でしたし、調整してもGSチャレンジで走れば毎年調整しなくては、と考え思い切ってアルミのキャストホイルを前後買うことにしました。
2007年式R12GS純正10本スポークアルミホイル前後にTouranceEXPを履いて、振れ取り調整したスポークホイルにKaroo2(T)を履こうと思っています。

浜松の職人の腕にもよりますが、満足の得られる出来でしたら、全国のGS-A乗りの皆様にも改めてお勧めします。
振れの大きなスポークホイルで走ってますと、タイヤがスタンディングウェーブ現象のように一定の接地圧を得られず、コーナーリング特性も損われますので、バランスウェイトが大きいな、最近ハンドル振れて来たな、と気付かれた方は要検討ですね。

因みにBMWMJapanはホイルが振れて来たらassembly交換を勧めてます。
儲け主義、という訳ではないのでしょう、スポークがくたびれる頃にはハブとリムも金属疲労が進んでいる筈、というのもあるでしょうが、芯出しする労力を考えたら丸ごと買ってしまった方が楽ですよ、ということなのでしょう。

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