2010/03/08

2009/11/02 R1200GS-Aのドライブシャフトが割れ、代車R1200Rのシリンダヘッド削っちゃいました

2009/11/02
R1200GS-Aの50000km点検でディーラーMCに向かう途中、間も無く店という交差点で足許から「ガリガリ」音がしてトルクが抜けた。
急ぐものでもなし右折待ちでしっかり信号が変わるの待っていたのが幸い、対向車は無かった訳だが、合間を縫っていたら事故だ。

調べて貰ったらドライブシャフトのクラッチ側のボールジョイントピボットが割れていた。


普通ここに過負荷が掛かるとシャフトの継ぎ目が滑って応力を逃がすらしい。
工作精度が低かったのかも。

前日の雨の高速道路で割れていたら、と思うとゾッとした。
ディーラーのサービス担当が平身低頭、って別に貴方が悪い訳じゃぁないのに気の毒。

どろんこ祭りでジャンプ着地を繰り返したり、GSChallengeでガレ場を開け開けでポンポン跳ねながら走ったり、とか或る意味過酷な走り方はしてるけど、プロモーションビデオ程度のことで、こんなところが割れるなんて納得いかない。
メーカー補償受けられないかも知れないと保険に加入しておいて良かった。
「こんなの修理代お客様から取れませんよ」ってぇ工場長と保険期間を再確認して思わず握手。

で代車にR1200Rの試乗車を借りました。
ところが…シリンダヘッド削っちゃいました。

と言ってもかっこ良くコーナーを攻めて削ったんではなく、60,000kmぶりの転倒。
GSChallengeで転倒慣れしてしまって実感が無いのですが…不幸は続きます。

ショールームで硬化し切ったタイヤの皮剥きと馴らしを仰せつかった新試乗車R1200Rで週末のメトロツーリングの下見に行くべ、と赤城山麓広域農道に差し掛かったらコーナーの先はアイスバーンでした。
良く観れば路肩には雪が積もってるじゃぁあ~りませんか!
濡れ落ち葉でズルズル滑るのを愉しみつつハングオンして然程寝かさずに2輪ドリフト走行の醍醐味を堪能していたのですが、「あれれちょいとヤバいかな」と思った瞬間スピン。

オートレーサー宜しく!暫くステップのバンクセンサーだけカリカリ擦って耐えたんですけど、ピカピカ光るアイスバーンに乗ってしまってあえなくダウン。
シリンダヘッドとマフラー接地で30m位滑走してようやく停止。
左コーナーなのに自車線内に納まりましたが対向車がなくて何よりでした。

ところが起こすのに一苦労。
自分が立てない位ツルツル滑るので、摺り足でハンドル脇ににじり寄り、右一杯に切って左グリップで釣り上げました。
タイヤがグリップしていなくともバイクって持ち上がるんですね。
自分のGS-Aなら陽が昇って氷が融けるまで待つところでしたが、ホンと何もついていないRは軽くて助かりました。

迂闊でしたが思えば予兆がありました。

シューベルトC3ヘルメットの二重防曇シールドが寒さで全く見えなくなったので、温めて曇りを取ろうと桐生のデニーズで暖を取り、さてこれからという時にR1200Rのサイドスタンドセンサーが働き、1速に入れると何度も何度もエンヂンがストールしたその段階でセンサーが凍りつくほど氷点近くまで気温が下がっていたことに気付くべきでした。

普段はGS-Aがメーターパネルの雪印を明滅させてうるさい位に危険を告げてくれるのですが、「お願いだから僕を危険地帯に連れていかないで!」とR1200Rは悲鳴を上げていたのでしょう。
綺麗に3点支持スライディングで済ませたとは言え、新車だったのに300kmで傷物にしてしまってホンとに悪いことをしました。

BMW純正ウェアで初めて転んだんですが、かなり滑ったにしては尻が毛羽立った程度で済み、打ち身捻挫なしラッキー。
やはりストリートガード3は丈夫です。
今日はもう駄目だと思って素直に引き返したら、今度は国道の信号待ちでトラックに突っ込まれました。
凄い勢いでヘッドランプが迫って来るので慌てて急発進して歩道に難を逃れましたが、ぶつけられていたら納車僅か300kmで廃車、生身の方も病院送りだったでしょうから、どれもこれも不幸中の幸いでした。