2011/05/24

2011/05/22 BMWメトロディーラーサーキットミーティング R1200GS-AのSuperMoto仕様で 勉強になりました

2011/05/22
BMWメトロディーラーサーキットミーティングにR1200GS-AのSuperMoto仕様で参加しました。

袖ヶ浦フォレストレースウェイは2度目です。昨年は土砂降りで…気合い入れてハイグリップタイヤで来られたスポーツバイクをGS軍団が細いタイヤの排水性を生かしてパスするという何とも云えない展開に…

天気予報嬉しい誤算で暑い位でした、最終ヒートまでは…

6時前に東関東自動車道の湾岸幕張PA集合、早起きでしたから前の晩に5.50-17リアホイルに組んだばかりの170/60MichelinPilotRoad3はビードも上がり切っていません。走り出しからおとなしく徐々にペースを上げて来ましたが袖ヶ浦まで走ってようやく100kmというところ…市原SAで小休止しましたが、ガソリンスタンドが7時開店でしたので、給油を必要とされる方々を残して事前トレーニング受講者だけ先に現地入りしました。

到着してランプにテーピング、車検の準備を済ませてから受付開始の7時までに未だ多少の時間がありましたので、誘導路直近の駐車場、後のミニトレーニング会場で8の字スラロームと定常円旋回を…回転半径を徐々に詰めて行く手法でタイヤの皮剥きに努めました。

ピットに戻ってトランポからの品出しを手伝っていますと…山田純さまが話し掛けて来て下さいました~SuperMoto仕様が完成したものの…
リアホイルのオフセットが大き過ぎて左に偏芯しているので左コーナーが重いとか…色々とご説明。
ピットロードに並べて車検を待ちます。良く良くリアタイヤを見ますと…
センタースタンドクリアランスが左2mm程しかございませ~ん。
加速で右に倒れ易く左に倒し難いBoxerTwinエンヂンの特色が強く出てます、位のお話しでは澄みません。
左に深くバンクし過ぎてセンタースタンドが接地したら間違いなくタイヤのサイドウォールを裂いてバースト必至です。
幸い袖ヶ浦は右廻りでタイトコーナーは全て右。左は高速コーナー続きですのでハングオフで比較的立てたまま凌げます。


8時、司会ご担当MSPの齋藤栄治さまからガイダンスを受けて15台2組に分けてミニトレーニング開始。
山田純さまのトレーニング内容は…コーナーリング中にブレーキングに集中しつつスロットルグリップを操作せずに半クラッチ活用でシフトダウンする…です。パーシャルスロットルのまま前後ブレーキで減速しつつ半クラッチ握ってシフトペダルを踏むだけ。発進の際にしか半クラッチを使わない癖がついていますので思いの外左レバーの調整は難しいものでした。最初は直進停止、続いて70kmphまで加速して30mR旋回しつつ5~4~3~2速に落として行きます。543速までは巧く出来るようになりましたが、2速に入れると強いトルクが後輪を鳴かせます。単に下手なだけなのですが…殊に下りのコーナーリングではブレーキングが重要になりますが、スロットルをあおるグリップ操作をしながら繊細な前輪制動をするのは難しいですので、目から鱗が落ちる手法でした。

基本的にはバンクさせる前にシフトダウンを完了するのが理想ですが、思いの外コーナーがキツくてリアブレーキを当てて旋回中に減速したが加速するのにギアが高過ぎるなんてことが有りがちで、瞬時にシフトダウンしたとしても今までのシフトダウンですと一瞬トラクションが抜ける訳ですが、半クラシフトダウンにすれば或る程度トラクションが架かったままですから安定して旋回出来ます。ようやくGoodJobサインを戴いたと思ったら定刻に…。

続いて豊田浩史さまがコースの攻め方を教えて下さいます。平坦~下り坂は徒歩で、登り坂はトランポ2台に分乗して…視線を移すポイントですとかブラインドコーナーは幅員を内側半分だけ想定して突っ込むと失敗した時に逃げ道が有る、とか色々実走で試してみてねと。
クリッピングポイントに立って振り返るとトレースして来たラインが目に浮かび…とても勉強になりました。

11時から全参加者対象のガイダンスが有り、外周は退避面積が狭いので決して無理しないようにとか、タイヤの接地圧を増すための工夫ですとかレクチャーを受けて昼食。

13時、フリー走行グループがいよいよ1ヒート20分間走行開始、その間ミドルペースグループは座学です。質疑応答でまたまた勉強になりました。ミドルペースグループは基本追い越し禁止ですが、R1200GS-Aと小生の腕では充分なペースです。
昨年は結構な雨でホームストレートは後輪空転してメーター読み150kmphがGPSログでは120kmph平均でしたが、乾燥路面でも150kmphがいいところです。アっと言う間に第1コーナーが迫って来て前が詰まります。ヘアピンも…。
ヒート1が済んで20分間休憩してまた座学。高速コーナーは快適ですがタイトコーナーはもう少し速い方が快適、って車群が小さくなれば前が詰まらなくなるのは主催者さまも良くお解かりで…チーム再編成で、もっと速く走りたい方々はGPライダー先導に。
小さなチームの最後尾を走らせて戴きましたが、少し前を空けて距離を保つように走ったら全周回快走出来ました。
タイヤの融け方を観察しますと…

右はエッヂをめくる寸前、

左は予定通り10mm位余白を残して良い感じです。
ヒート3は自重です。ミドルペースグループの最後尾でカメラ構えてらっしゃる方々に手を振りながら追走。ってか麗しい女性のお尻を追っかけたかっただけなんですが(嘘

数台前の紅F800Sが最終コーナー曲がらず真っ直ぐに砂利に突っ込んでホイル埋まって…よく転ばなかったものですが真っ直ぐ突っ込んで正解でした。
女性と見れば助けねば~って目立つところにハザード出して救出に向かいましたがGSChallengeにロードスターで来ました~って感じでフロントアクスルシャフトまで埋まってます。
ふたりで後退しましたが完全には前輪が浮きません。そのまま少し舵角を付けて半クラで駆動架けてみて~って言ってみましたが、軽いオンロードバイクの取り回しに動力を架けるなんてなさったことがないみたいで…代わりましょうか?って申しましたら即お願いします~と。
軽石の上でF800Sを動かすのは火山灰の上でGS-Aを動かすよりも余程楽でした。オフ車乗りがこんなところで役立つとは~
怪我も無く制動駆動全く問題ありませんでしたのでそのままスローペースで周回して~って後方安全確認して肩を叩いて差し上げました。
脱出に成功した頃にオフィシャルがピットロード内側から指示を出され…待避所滞在約3分間、2周は捨ててません。追走すると件の女性は直ぐピットインなさいましたが小生はチェッカー受けてもう1周出来ました。
主催者の指示を仰がず勝手な判断でレスキューしたことだけ後で詫びておきましたが怪我が無くて良かったです。既に2人転倒内1人鎖骨骨折してましたので。
最終走行で天気予報が現実になりました。スローペースの3走目は土砂降りで前年を彷彿とさせます。どれだけの方が防水ウェアをお召しになっていたでしょうか、気の毒になりました。でも良い経験になりますから…。

撤収を手伝ってタイヤのエアを主催者が用意して下さったコンプレッサーで充填して…流れ解散。
昔馴染みのK1200S乗りおふたりが小生先導で海ほたる経由で。
丁度国賓が羽田空港から迎賓館に向かう車列を追尾することになり…機動隊先導で都心へ。

ディーラーMCに寄ってオイル交換とリアホイル交換です。2連夜残業を強いてしまいましたがメカニックの皆さま快く応じて下さいました。
剥離疑惑のDunlop TrailmaxTR91は4.00-17GS用ホイルに組んだままタイヤ卸の営業担当者に観て貰うことにして、MichelinPilotRoad3のGS用サイズが発売されたら組むために預けておいた同じホイルにMetzelerTouranceEXPを組んで装着して貰いました。
170/60はトレッド全面満遍なく綺麗に融けて細かくケバ立って良い感じですが、以後使い道が無いのでR1150の中古車でも入ったら組んで役立てて貰おうと工場長に委ねました。Odo79825kmでしたので、サーキット走行1時間込み281km走行で払い下げ。贅沢が過ぎますね。

R1200S用リアホイルはいつか必ず買うR1200R-C用にコレクションです。SOHCのR1200R用フロントホイルと釣り合いが取れませんので、R1200R用Y字スポークリアホイルとR1200S用y字スポークフロントホイルを追加注文してコレクションコンプリートです。
今のR1200GS-Aに40万km乗ったらR1200Rに乗り換えることになるでしょうから今から楽しみです。若しくは増車出来るように稼がねば…

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